元日本代表FWの城彰二氏が、１月11日に自身のYouTubeチャンネルを更新。日本代表の強化策について語った。

　城氏は「日本って何なの？ どうするの？」とコンセプトが決まっていないとして、「"ザ・日本"というものが根底にあって戦わないと、やっぱり難しいと思う」と警鐘を鳴らす。

　自身が聞いた話として、日本サッカー協会（JFA）は毎年分析をしていて、その結果がJFAや指導者の間では共有されていると明かす。ただ、「公表をしてない」と指摘して、「それが分かれば指針にもなる」ためにコンセプトを打ち出すべきだと主張する。

　また、コンセプトが共有されると「見ている人たちも、こういう形で進むんだな。じゃあ、見てみよう」となり、そのうえでの議論に期待する。サッカーに詳しいファン・サポーターの層が厚くなっている点を根拠に、「そういう時代になってきている。時期だと思う」と訴えた。
 

　同時に、「ちゃんとしたサッカーを築き上げないと、本当に崩壊しちゃうかもしれない。サッカー人気が」と危機感を示す。「歯止めをかけるためにも、そういうのが絶対に必要だと思う。それを絶対にやってほしい」と強調した。

　2026年にアメリカ、カナダ、メキシコで共催されるワールドカップでは、出場国枠がこれまでの32から48に増える。城氏は、日本代表が「（アジア）予選は、ほぼ絶対に間違いなく通過すると思う」と予測する。

　そのため、早めにメンバーを固めて「招集できる時間を、密に使う。そこを、チームのステップアップとしてベースを作っていく。これが本大会に向けては絶対に良いと思う」「そういう風にしたら、強くなるのでは」と提案した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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