若くしてスペインに渡った日本の期待の星も、19歳になった。中井卓大は世界的にも有望な若手に成長を遂げている。

　英老舗誌『FourFourTwo』が１月４日、「最もエキサイティングな世界の若手50人」のランキングを発表。"ピピ"の愛称で知られるレアル・マドリー下部組織の中井が48位に選出された。

　2014年にマドリーの下部組織「カンテラ」に入団し、世界トップクラブのユースで育った中井。現在はカスティージャ（Bチーム）に在籍し、たびたびトップチームの練習参加が伝えられている。

　FourFourTwoは「バルセロナがタケフサ・クボを失ったとき、マドリーは日本のスター候補を引き抜いた。タクヒロ・ナカイは、さらなる可能性を秘めているかもしれない」と報じた。

「スペインサッカー界でピピと知られるスター候補は、アンドレス・イニエスタのプレー集を見て育ったようだ。『コロッケ』でトラブルから抜け出し、中盤からファイナルサードへの道を紡ぐことができる。両足を使えてエレガントであり、サムライブルーのエキサイティングな世代にとって素晴らしい時代に成熟している」

　昨年はU-19日本代表のスペイン遠征メンバーにも選出され、将来的なA代表での活躍も期待される中井のこれからの飛躍に注目だ。
 

　なお、FourFourTwo選出の「最もエキサイティングな世界の若手50人」の上位は以下のとおり。

１位：ジュード・ベリンガム（ドルトムント／19歳）
２位：ジャマル・ムシアラ（バイエルン／19歳）
３位：ベンヤミン・シェシュコ（ザルツブルク／19歳）
４位：ガビ（バルセロナ／18歳）
５位：エンドリック（パルメイラス／16歳）
６位：ユスファ・ムココ（ドルトムント／18歳）
７位：ロメオ・ラビア（サウサンプトン／18歳）
８位：アレハンドロ・ガルナチョ（マンチェスター・ユナイテッド／18歳）
９位：ハービー・エリオット（リバプール／19歳）
10位：カーニー・チュクウェメカ（チェルシー／19歳）

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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