2戦連続でPK戦を制した国見。GK今村泰斗が明かすチーム独自の練習法とは?【選手権】

2023年01月01日 金子 徹(サッカーダイジェスト編集部)

「『これはきたな』と思いました」

尚志の4人目のPKを止め、渾身のガッツポーズを見せる今村。写真:浦正弘

[高校選手権2回戦]尚志 0(3PK4)0 国見/12月31日/ニッパツ
 
 国見が2戦連続でPK戦を制し、3回戦進出を決めた。その立役者になったのがGKの今村泰斗だ。
 
 試合は一進一退の攻防が続き、スコアレスのまま動かず、タイムアップの笛が鳴る。今村は、「1回戦もここ(ニッパツ三ツ沢球技場)だったので、感覚とか雰囲気とか『これはきたな』と思いました」と、PK戦に自信を持っていたようだ。
 
 国見は12月29日に、同じニッパツで北海との1回戦もPK戦に突入したが、今村が2本セーブし、チームを勝利に導いた。それから中1日。感覚がしっかりと残っていたのだろう。尚志とのPK戦でも4人目を見事に止めてみせた。
 
 試合後、今村はPKを止めた要因に「自信を持ってやれたこと」を挙げた。そして、その自信はどうやって身につけてきたのかを問われると、"宣言PK"と称する練習なのだと明かした。
 
"宣言PK"とは、キッカーがGKにあらかじめ蹴る場所を伝えるというもの。それによりPK時のステップや早いボールスピードへの対応力などを磨いた。本人も「練習はだいぶ活きています」と胸を張る。
 
 3回戦の相手は前回大会の覇者・青森山田。「セットプレーで攻めてくると思う。クロス対応は夏から冬にかけて練習してきたところなので、仲間を助けたい」と話す国見の守護神のプレーに注目だ。
 
取材・文●金子 徹(サッカーダイジェスト編集部)
 
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