夏冬2冠を狙う前橋育英が圧巻6発でベスト16進出! 青森山田、神村学園、昌平、履正社、国見など注目校が続々と3回戦へ【選手権2回戦】

2022年12月31日 高校サッカーダイジェスト編集部

古豪・国見はPK戦で尚志を撃破!

攻撃陣が爆発した前橋育英。怒涛の6ゴールで四国学院大香川西を下した。写真:窪田亮

[高校選手権2回戦]12月31日(土)

 12月31日、第101回全国高校サッカー選手権大会の2回戦16試合が行なわれ、青森山田、前橋育英、昌平、神村学園、履正社、国見、東山などがベスト16へ駒を進めた。

 インターハイ覇者の前橋育英は四国学院大香川西と対戦。前半24分、前橋育英は右サイドからのクロスがゴール前にこぼれたところをFW高足が蹴り込んで先制に成功する。さらに後半7分には最終ラインからのロングフィードにFW山本が抜け出して加点。同16分にもMF小池の技ありヘッドで3点目を奪った。直後にPKで1点を返されたが、危なげない戦いぶりで6-1の勝利を飾り、16強に名乗りを上げている。

 大津vs浜松開誠館の注目カードは、序盤からがっぷり四つに組む展開。一進一退の攻防戦の均衡を破ったのは浜松開誠館だった。前半アディショナルタイム、MF松本の縦パスを受けたFW坂上がキャノンショットを叩き込んだ。

 プレミアリーグ勢の大津は怒涛の反攻に打って出たが1点が遠く、0-1のまま後半アディショナルタイムへ……ここで昨年度大会の準優勝チームが執念を見せる。MF中馬が値千金の同点弾を蹴り込んでスコアを振り出しに戻したのだ。試合はPK戦に委ねられ、大津が4-3で競り勝っている。

 米子北と日大藤沢の強豪対決は後者に軍配。前半16分、日大藤沢はショートコーナーから米子北DF森川に強力ヘッドを決められて先制を許す。その後も相手の堅守を崩せずにいたが、後半23分にロングスローの流れからMF野沢が同点弾をゲットすると、その7分後にはオウンゴールを誘って逆転に成功。劇的な展開で、インターハイ3位の強敵を撃破した。

 12年ぶりで選手権本大会に復帰した国見は、東北の雄・尚志をPK戦の末に破った。拮抗したゲームはスコアレスで後半へ折り返し、ともに複数のビッグチャンスを掴むも決め切れず。試合はPK戦に突入し、国見が4-3で制した。

 優勝候補の一角を担う履正社は盛岡商を後半にラッシュを決め込んで6発大勝。徳島内定の攻撃的SB西坂が2ゴールを挙げる活躍をみせた。
 
 2回戦全16試合の結果は次の通りだ。

【12月31日/2回戦結果】
青森山田(青森) 1-0 広島皆実(広島)
神村学園(鹿児島) 3-2 山梨学院(山梨) 
佐野日大(栃木) 1-0 奈良育英(奈良)
岡山学芸館(岡山) 3-2 鹿島学園(茨城)
高川学園(山口) 2-0 富山一(富山)
日体大柏(千葉) 2-0 丸岡(福井)
昌平(埼玉) 3-1 近江(滋賀)
日本文理(新潟) 1-0 成立学園(東京B)

国見(長崎) 0(4PK3)0 尚志(福島)
日大藤沢(神奈川) 2-1 米子北(鳥取)
履正社(大阪) 6-0 盛岡商(岩手)
國學院久我山(東京A) 3-1 近大和歌山(和歌山)
東山(京都) 4-0 聖和学園(宮城)
飯塚(福岡) 1-0 明桜(秋田)
前橋育英(群馬) 6-1 四国学院大香川西(香川)
大津(熊本) 1(4PK3)1 浜松開誠館(静岡)

 1月2日に行なわれる3回戦の全対戦カードも確定した。

【1月2日/3回戦組み合わせ】
[等々力会場]
日大藤沢(神奈川)vs神村学園(鹿児島)
青森山田(青森)vs国見(長崎)

[駒沢会場]
佐野日大(栃木)vs履正社(大阪)
岡山学芸館(岡山)vs國學院久我山(東京A)

[柏の葉会場]
日体大柏(千葉)vs飯塚(福岡)
高川学園(山口)vs東山(京都)

[駒場会場]
昌平(埼玉)vs前橋育英(群馬)
日本文理(新潟)vs大津(熊本)

構成●高校サッカーダイジェスト編集部

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