注目の開幕戦は成立学園に軍配! 陣田成琉の今大会第1号弾などで津工に3-2勝利【選手権】

2022年12月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

津工は後半に反撃もあと一歩及ばず

開幕戦は成立学園が3発で津工を下し、2回戦へ駒を進めた。写真:田中研治(サッカーダイジェスト写真部)

 第101回全国高校サッカー選手権がついに開幕した。国立競技場にて開会式のあとに行なわれた開幕戦、成立学園(東京B)と津工(三重)は3-2で前者が勝利し、2回戦へ駒を進めた。

 試合は17年ぶりの出場となった成立学園が、序盤から攻勢を仕掛ける。テンポ良くパスを繋いでボールを保持。縦に横にと相手を揺さぶりながら前進していく。

 15年ぶり出場の津工は、守備時には3バックを5バック気味にして対応。コンパクトにブロックを固め、相手にチャンスを与えない。逆に前半8分にはチャンスを迎える。カウンターから前に抜け出した増山万太のシュートはGK鈴木健太郎に防がれた。

 さらに前半18分、ゴール前の混戦からボールを拾った北川漣が左足を振り抜く。グラウンダーのシュートは惜しくも枠の右に外れた。

 成立学園も丁寧なビルドアップから、両サイドを起点に相手ゴールに迫る。すると35分に均衡を破る。左サイドを突破した瀧川穣のクロスに反応した武田悠吾がシュートを放つ。GKが弾いたこぼれ球に詰めていた陣田成琉が右足で冷静に押し込み、先制点を挙げた。

 その5分後には右CKに佐藤由空が高い打点のヘディングで合わせ、ネットを揺らす。東京代表が2点をリードして前半を終えた。
 
 後半も成立学園の勢いは止まらず。開始直後の4分には、アタッキングサードでの連係から、最後はペナルティエリア左から渡辺弦が右足で決めて点差を広げる。

 その後も最終ラインから、スイッチを入れる鋭い縦パスが入ると、中盤で橫地亮太らがしっかりと収め、細かなパス回しで崩し、何度も相手ゴールを強襲。試合を優位に進める。

 後半21分にカウンターから増山、同33分には途中出場の鳴川幸輝に決められ1点差まで詰め寄られるも、最後まで粘り強くリードを守り切った成立学園が2回戦進出を決めた。

 成立学園は29日に、明日行なわれる1回戦の日本文理(新潟)対立正大淞南(島根)の勝利チームと、ベスト16を懸けて激突する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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