川崎がキャプテン谷口彰悟の退団を発表。海外クラブ移籍へ「チャレンジしなかった後悔はしたくない」

2022年12月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

J1リーグ通算289試合出場

川崎が主将DF谷口の退団を発表した。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 川崎フロンターレは12月19日、海外クラブへの移籍を前提とした手続き移行のためDF谷口彰悟の退団が決定したと発表した。

 谷口は2014年に筑波大から川崎へ加入し、プロキャリアをスタート。ここまで川崎一筋で、CBとしてチームの最終ラインを支え、J1リーグ通算289試合に出場し、20得点を記録している。また今年は、日本代表としてカタール・ワールドカップにも挑み、2試合に出場した。
 
 キャプテンの谷口は退団にあたり、クラブの公式サイトで次のようにコメントを発表した。

「このたび、川崎フロンターレを退団することになりました。たくさん悩み、今回の決断になりました。フロンターレに加入し、たくさんの喜怒哀楽をサポーターの皆さん、フロンターレに関わる全ての皆さんと共有してきました。この体験、経験は私にとって何事にも変えることのできない素晴らしいものとなりました。

 強いフロンターレをみんなで作りあげていくこと、ワールドカップでプレーすることは達成できました。しかし、まだまだサッカー選手として、成長できる可能性はあると感じました。これからもフロンターレで自分自身とチームのレベルアップをしていく選択肢もありましたが、海外の全く違ったサッカー環境に身を置き、サッカー選手として成長したいという想いでチャレンジする決断をさせていただきました。

 今シーズン、タイトルが一つも取れず、非常に悔しい思いをサポーターのみなさんにさせてしまい、またキャプテンという責任ある立場での決断は非常に申し訳ないと考えています。しかし、残りの自分のサッカー人生の中で、チャレンジをしなかったことの後悔はしたくないと考えました。

 私は新しいチャレンジに進みますが、私の中ではフロンターレへの思いは変わりません。日々成長するフロンターレを願っていますし、タイトルの獲得を願っています。私自身もフロンターレと共に成長していく姿を、応援していただいた皆さんに見せていけるように努力していきたいと思います。これからもよろしくお願いします」

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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