【鹿島】三竿健斗が「子どもの頃から夢だった」欧州挑戦を正式発表! ポルトガルのサンタ・クララへ完全移籍

2022年12月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

人生を振り返った時に後悔をしない選択を考えた結果

2022年シーズンは、選手会長としてチームを支えた三竿。写真:田中研治(サッカーダイジェスト写真部)

 鹿島アントラーズは12月12日、三竿健斗がポルトガルのサンタ・クララへ完全移籍することを発表した。

 2016年に東京ヴェルディから鹿島に加入した三竿は、国内タイトルのほか、2018年のACL初優勝に貢献。2022年シーズンは選手会長を務め、主戦場のボランチではなく、主にCBとして33試合に出場していた。

 三竿はクラブを通して、以下のようにコメントしている。

「この度、ポルトガルのCDサンタ・クララへ移籍することになりました。19歳でアントラーズの一員になってから7年間、限られた人にしかできない経験をたくさんしました。嬉しいことよりも悔しい、苦しい時間のほうがたくさんありましたが、その分選手、人間として大きく成長できたと思っています。

『鹿島アントラーズ』というクラブを外から見ていた時はタイトルを獲っているのが当たり前で、簡単に獲ってしまうというふうに見えていました。ですが、当たり前に見えているものが当たり前ではない、タイトルをひとつ獲ることがどれだけ苦しくて難しいものかということを身をもって知ることができました。

 ここで数々の偉大な選手たちとともに日々プレーし、最高のアントラーズファミリーの皆さんとタイトルを獲得して喜びを分かち合えた時間は本当に幸せでした。近年、そういった喜びをファミリーの皆さんと味わうことができないなかでの移籍はすごく悩みました。それでも最後、人生を振り返った時に後悔をしない選択を考えた結果、移籍をする決断をしました。『この決断をして正解だった』と言えるよう、子どもの頃から夢だったヨーロッパで成功するという新たな挑戦をします。

 2018年のACL決勝、ホームでの第1戦のカシマスタジアムの緊張感、熱量、雰囲気、一体感、手拍子は一生忘れられないです。あの雰囲気の中でプレーできて、本当に幸せでした。

 常に熱い応援と高い基準で支えてくれたサポーターの皆さんには、本当に感謝しています。

 たくさん良いニュースを届けられるように頑張ってきます。最後まで読んでいただきありがとうございます。7年間、ありがとうございました」
 
 この一報を伝えたクラブの公式ツイッターには、「すごくすごくつらいけど、三竿選手がいることで何度も救われたので、笑顔で送り出したいです」「ほんとにほんとに沢山今まで鹿島のために戦ってくれてありがとう」などファンから惜別のコメントが続々と寄せられている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】「感謝しかない」「ずっと応援している」鹿島公式が投稿した三竿健斗のメッセージをチェック!

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