「理由が切ない」吉田麻也の“長崎原爆の日”投稿にドイツ・メディアが反応「明確なメッセージを送った」【2022総集編】

2022年12月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

「子供たちに何を残したいですか? 戦争をやめろ」

故郷の過去と現在、そして戦争への訴えを綴った吉田。(C)Getty Images

 今年も残すところ約3週間となった。本稿では、2022年のサッカー界における名場面を『サッカーダイジェストWeb』のヒット記事で振り返る。今回は、カタール・ワールドカップで日本代表のキャプテンを務めた吉田麻也が、原爆の日に発信したメッセージに関する記事を再掲する。

記事初掲載:2022年8月11日

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 ブンデスリーガのシャルケに所属する日本代表DF吉田麻也は、8月9日、「長崎原爆の日」に自身の想いをSNSに綴った。

 吉田は長崎県長崎市出身で、オフシーズンにはV・ファーレン長崎でトレーニングを行なうなど、故郷を大事にしていることが窺える。

 その吉田は、長崎の街の2枚の写真と、愛娘とのツーショットを投稿。英語と日本語で、「今日は77回目の長崎原爆の日です。すべての犠牲者のご冥福を祈り、平和な世界を願います。写真は原爆が落ちた日と77年後のうちの近くから見える長崎市内です」と綴っている。

「子供たちに何を残したいですか? 戦争をやめろ」
【画像】「切ない」と評された吉田麻也の投稿。生き返った長崎の美しい街並みと、愛娘とのツーショット
 この投稿に、ドイツ・メディア『DERWESTEN』が反応。「シャルケに所属する吉田が残酷な写真を公開。その理由が切ない」と綴っている。

「8月9日は彼の出身地である長崎の原爆投下から77年目にあたる日。吉田は犠牲者を追悼し、インスタグラムを通じてアピールした。1945年に原爆が投下された後の長崎の街の写真を掲載し、戦争に対する明確なメッセージを送った。

 アメリカの爆撃機が長崎に原爆を投下した午前11時2分、日本国民は1分間の黙とうをささげた。推定7万人が死亡し、さらに7万5000人が負傷したとされる。その3日前には、広島で壊滅的な打撃を受けていたのだ。彼はそれを悼み、今は40万人以上がこの大都市に住んでいることを呼びかけている」

 吉田の訴えは、独メディアにとっても響くものであったようだ。 

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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