がん闘病中のサッカーの王様・ペレ氏、化学療法を中止して「終末期緩和ケア」に移行と現地メディアが報じる

2022年12月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

11月30日に再入院。SNSでファンに感謝の意を綴る

サッカーの王様ことペレ氏。SNS上では6度目のW杯制覇に挑むブラジル代表にエールを贈り続けている。(C)Getty Images

 現地12月3日、ブラジルの地元メディアは元ブラジル代表で"サッカーの王様"と崇められるペレ氏が「終末期緩和ケア」に移行したと一斉に報じた。

 3度のワールドカップを制したスーパーレジェンドは現在82歳。昨年9月に大腸の腫瘍摘出手術を行なって以降、ずっと化学療法を続けてきたが、このたび中止が決定されたという。11月30日に再入院した際、サンパウロ市内の病院側は「呼吸器系の疾患」と発表し、ペレ氏はSNSで殺到する激励メッセージに感謝の意を示していた。

 金曜日のブラジルvsカメルーン戦では、ブラジル国歌の斉唱中にペレ氏の早期回復を祈る巨大な横断幕が登場。サントス時代の姿が映し出された一枚には、英語で「すぐに良くなりますように」とのメッセージが添えられていた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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