「堂安はゲームチェンジャー」「吉田はチームの模範」海外記者がスペイン戦で躍動した森保ジャパン全16選手を独自採点!【W杯】

2022年12月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

「日本の勝利はキャプテンのおかげ」

スペイン戦に出場した全16選手を採点。ドイツ戦に続き、大金星を挙げた選手たちには高評価が並ぶ。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 現地時間12月1日に行なわれたカタール・ワールドカップ(W杯)グループステージ(E組)第3戦で、日本代表はスペイン代表と対戦。2-1で逆転勝利を飾り、2大会連続の決勝トーナメント進出を決めた。

 ドイツ戦(2-1)に続いて、大番狂わせを起こした森保ジャパン。オーストラリア・アデレード出身で、現在サッカーダイジェスト海外編集部員のスティーブン・トムソン記者が、スペイン戦出場した森保ジャパン全16選手を採点した。

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【個人採点・寸評】
GK
12 権田修一 6  
ポジショニングが良ければ、モラタのヘディングシュートは防げたかもしれない。 しかし、試合終盤にスペインが猛攻を仕掛けるなか、2つの重要なセーブとルーズボールを処理し、自分の役割を果たした。

DF
3 谷口彰悟 6.5
試合を通じてガビのような質の高い選手と重要なバトルを繰り広げ、それらの場面でよく対処していた。インターセプト、シュートブロックなど最後まで警戒を怠らなかった。

DF
4 板倉 滉 6.5
前半の立ち上がりは彼らしくなかった。 吉田麻也との意志疎通が上手くいかず、モラタをフリーにしてしまい、失点につながった。 ボールロストも多かったが、前半の終盤には自信を取り戻した。彼のヘッダーとしての役割は、日本の守備において非常に貴重だった。
 
MAN OF THE MATCH
DF
22 吉田麻也 7.5
三笘薫や堂安律の攻撃が冴え、試合の流れを変えたが、日本の勝利はキャプテンのおかげだ。モラタのゴール後、スペインはすぐに2点目を狙って前進した。しかし、吉田の強烈なタックルとクリアはチームメイトの模範となり、ハーフタイム前の嵐を乗り切った。権田がアセンシオのシュートをこぼした後、吉田の反応の速さでクリアできたことが、日本の16強入りを確実なものにした。

MF
5 長友佑都 5.5(HT OUT)
左ウイングバックで積極的に前に出ようとしたが、チームメイトのサポートや単独での突破はほとんどなかった。しかし、彼の努力は疑う余地がない。

MF
11 久保建英 6(HT OUT)
田中碧との素早い連係プレーや、ボックス内へのパスを試みるなど、クリエイティブなプレーも随所に見られた。伊東純也のチャンスにつながる場面もあった。

MF
13 守田英正 6.5
縁の下の力持ち。田中の少し後ろに位置し、インターセプトやタイミングの良いタックルなど守備を支えた。攻撃ではスピード感を持って仕掛けた。

MF
14 伊東純也 6.5
90分を通じて、日本の攻撃に多く絡み、走り続けた。ボールを前方にヘディングする彼の努力が、堂安の同点ゴールに繋がった。
 

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