PK献上もその後は好守を連発!MOM権田修一が歴史的一戦を振り返る「僕のPKがなければもっと良かったが…」【W杯】

2022年11月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

「形も大事ですけど、やっぱり最後は戦うところ」

ドイツ撃破の立役者の1人となった権田。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 11月23日、カタール・ワールドカップ(W杯)のグループステージ(E組)第1戦で、日本は強豪ドイツと対戦。33分にPKで先制を許すも、75分に堂安律が値千金の同点弾を奪うと、迎えた83分に浅野拓磨が勝ち越し点を挙げ、2―1での逆転勝利を収めた。

 スコアラー2人と共に勝利の立役者となったのが、GKの権田修一だ。相手の先制点の場面こそ自身のファウルでPKを献上してしまったが、その後は好守を連発。身体を張ったセービングでドイツの追加点を防ぎ続けた結果、森保ジャパンの歴史的白星を呼び込んだ。

 MOMに輝いた権田は、怒涛のドイツ戦をこう振り返った。

「プラン的には僕が前半にPKを与えてしまって、少し崩れましたけど、しっかり1点取られてもチームとして耐え凌いで、そこから逆転できました。本当僕のPKがなければもっと良かったんですけど、とにかく勝てて良かったです」
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 後半の頭からは3バックに変更。これが功を奏し、前半にはほとんど見られなかったスムーズな攻撃に繋がった。

「前半やっぱり少しミスマッチができてしまっていて、そこを整理するという意味でも3バックに形を変えました。その形もありますけどみんなが本当アグレッシブにチャレンジし続けた結果がこの結果だと思います。形も大事ですけど、やっぱり最後は戦うところ。そこの部分がしっかり出た試合かなとは思います」

 次のコスタリカ戦は中3日ですぐに訪れる。頼れる守護神はグループステージ突破へ、すでに視線を先に向けている。

「(逆転勝利は)もちろん素晴らしいことですし、これで日本が盛り上がると思いますし、それが僕らが今回ワールドカップで結果を残す意味ですけど、まだこれで予選突破が決まったわけでもないですし、僕らが目指すところを考えたら、中3日で厳しいのでしっかり切り替えて。また次コスタリカ戦でしっかりやらなければいけないなと思っています」

 森保ジャパンはこの勢いを持続させ、日本中をさらに熱狂させられるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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