【J1速報】守護神・山岸の再三の好セーブも生かせず、山形が残留へ致命的な敗戦…

2015年10月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

こぼれ球を拾った稲垣が強烈なシュートを叩き込む。

前半から再三好守を見せた山岸だが、その頑張りは報われず。敗れた山形は、次節に15位の神戸と敵地で戦う。(C) J.LEAGUE PHOTOS

 J1リーグ第2ステージ・14節の山形対甲府は、NDソフトスタジアム山形で19時から行なわれ、アウェーの甲府が1-0で勝利を収め、J1残留へ大きな1勝を挙げた。逆に山形は残り3試合で15位神戸と勝点8差と、後がない状況に追い込まれた。
 
 両チームともに慎重な立ち上がりを見せた試合は、甲府がカウンターから効率の良い攻めを見せてペースを掴む。15分にはショートコーナーから阿部のクロスにバレーがヘディングで合わせる。これは山形GKの山岸のファインセーブに阻まれた。
 
 さらに甲府はセットプレーからチャンスを掴み、21分には山本からのFKに阿部拓がヘディングで合わせるが、これも山岸の好セーブに遭いゴールならず。
 
 山形は31分にロメロ・フランクがチーム最初のシュートを放つものの、枠を捉えきれない。逆に直後の32分にはマルキーニョス・パラナに決定的なシュートを打ち込まれるが、これも山岸が三たび防いでみせた。
 
 前半は互いにゴールネットを揺らせず、0-0で折り返した。
 
 後半に入ると、山形が積極的に縦にボールを入れ、ゴールへの圧力を強めていく。しかし、いまひとつクロス、ラストパスに精度がなく、フィニッシュにつながらない。
 
 すると61分、甲府は阿部翔からバレーへのクロスがこぼれ球になると、これを拾った稲垣がシュートを放ち、ゴール右に叩き込む。アウェーの甲府が先制点を奪った。
 
 残留に向けて、なんとしても勝点3が欲しい山形は攻撃に打って出ようとするものの、やはりビルドアップの精度を欠き、効果的なチャンスにつながらず。
 
 結局、終盤の反撃も決定的なシーンを作り出せないままタイムアップ。甲府が1-0で勝利を収め、勝点3を上積み。J1残留へ大きく近づいた。山形は次節、15位の神戸と直接対決を迎える。
 
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