「最悪の試合」4失点のユベントスが屈辱のCL敗退、レジェンドOBデル・ピエロは嘆き! 元指揮官は批判「スピリットが見られない」

2022年10月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ユーベはいつもリズムで劣っている」

9シーズンぶりのCLグループステージ敗退が決まったユベントス。(C)Getty Images

 9年ぶりの屈辱は、イタリアの名門にどう影響するだろうか。

 ユベントスは10月25日、チャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ第5節でベンフィカに敵地で3-4と敗れ、大会敗退が決まった。決勝トーナメントに進出できなかったのは、2013-14シーズン以来9年ぶりとなる。

 若手のファビオ・ミレッティやサミュエル・イリング・ジュニアを投入して迎えた終盤、立て続けの得点で1点差まで迫ったユベントス。だが、逆転でのグループステージ突破には勝利が必須だったなかで、大会におけるクラブ史上初という前半3失点を喫したチームへの風当たりは強い。

『Tuttosport』によると、レジェンドOBのアレッサンドロ・デル・ピエロは試合後、「最後の20分はわずかな希望」としつつ、「試合全体を考えれば最悪だった」と嘆いている。

「前半はベンフィカに支配され、後半も部分的には支配された。4-4とする可能性もあったが、5点目を許す可能性もあった」
 
 一方、やはり元指揮官のファビオ・カペッロは「(マッシミリアーノ・)アッレーグリ監督にはチームをつくる上で土台とする選手たちがいなかった」と、ポール・ポグバやアンヘル・ディ・マリアといった目玉補強の新戦力や、昨季途中から長期離脱しているフェデリコ・キエーザらの不在を指摘した。

 そのうえで、カペッロは「だが、闘志と気質を示さなかった」と、ユベントスを批判している。

「そういう選手たちがいなくても、決して屈しない、闘う意欲のあるチームというユベントスらしさを示さなければいけない。これまでのように、今夜もそれが見られなかった。全員が団結してここからスタートしないと。そのスピリットが見られない。交代時も不満な選手がいた。これは良くない」

「ユーベはいつもリズムで劣っている。リーグ戦で勝ったときも同じだ。勝てるのは、選手が相手より優れているからだよ。同等あるいはクオリティで上回っている選手たちとの対戦になれば、これが結果だ。単純なミスだよ。スピードが違うんだ」

 まさかのグループステージ敗退に終わり、ヨーロッパリーグ出場となる3位の座も確定してないユベントス。国内リーグでも8位と低迷する"老貴婦人"は、シーズン再開後に立て直すことができるのか。まずは、ワールドカップによる中断まで、リーグでの挽回と欧州の舞台位に踏みとどまることが求められる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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