「J3のレベルより低いはずはない」富山の中国代表MF、1か月出番なしに母国メディアが嘆き!「元五輪代表の主将がチラシ配りしかできないのなら…」

2022年09月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

「1か月が無駄になっている」

富山にレンタルで加入したチェン・ビンビン。※写真は上海海港時代。 (C)Getty Images

 J3のカターレ富山は先月19日、中国スーパーリーグの上海海港の中国代表MFチェン・ビンビンが今年いっぱいのレンタル移籍で加入することを発表した。

 24 歳のチェン・ビンビンは、2017 年に上海海港の下部組織トップチームに昇格したウイングで、公式戦81試合出場し、1ゴール・10アシストをマーク。2018年には中国代表として2試合に出場している。

 加入から約1か月が経ったチェン・ビンビンは、まだピッチに立っていない。その現状を嘆いたのが中国のポータルサイト『捜狐』だ。9月10日、「元オリンピック代表のキャプテンが、日本の路上でチラシを配っていたことが判明した。彼はまだプレーする機会を得ていない」と題した記事を掲載。次のように伝えた。

【画像】富山駅周辺でチラシを配るチェン・ビンビン
「チェン・ビンビンのレンタル移籍が発表されてから、富山は5試合を戦っているが、 ファンはまだ試合でチェン・ビンビンを見たことがない。しかし数日前、一部のファンは、日本の路上で通行人にチラシを配っていたチェン・ビンビンの写真を撮った」

 記事は、10日に行なわれたJ3・24節のテゲバジャーロ宮崎戦(2-1で勝利)の開催を告知するチラシを、富山駅周辺でチェン・ビンビンが配っていたと伝え、こう綴っている。

「デビューの遅れは、J3への移籍に不安を抱く多くのファンの疑問をさらに深めた。チェン・ビンビンは、中国の五輪代表のキャプテンを務め、中国スーパーリーグの上海海港でもプレーしており、トレーニング条件や試合の激しさがあったとしても、J3のレベルより低いということはないはずだ。 もし、メンバーに入ることさえできず、チームを宣伝するために街頭でチラシを配布することしかできないのなら、海外に行かないほうがよいだろう」

 同メディアは、「チェン・ビンビンのローン契約は今年末までしか締結されておらず、1か月が無駄になっており、リーグ戦は残り10節しかない」と続けている。

 中国で実績のある選手がJ3でも試合に出られない現状を嘆いているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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