【J1採点&寸評】横浜3-0湘南|2得点に絡んだA・ロペスがMOM。安定感のある守りを見せたDF陣も高評価

2022年09月08日 金子 徹(サッカーダイジェスト編集部)

横浜――前線で起点となり、攻撃を牽引したA・ロペス

【警告】横浜=エドゥアルド(79分) 湘南=なし
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】アンデルソン・ロペス(横浜)

[J1第25節]横浜3-0湘南/9月7日/日産スタジアム
 
【横浜|採点】
スタメン)
GK
高丘陽平 6
DF
小池龍太 6.5
岩田智輝 6.5
エドゥアルド 6.5
永戸勝也 6.5(84分OUT)
MF
渡辺皓太 6
藤田譲瑠チマ 6.5(72分OUT)
西村拓真 7
FW
水沼宏太 6(63分OUT)
アンデルソン・ロペス 7(72分OUT)【MAN OF THE MATCH】
エウベル 6.5(63分OUT)
 
途中出場)
FW
ヤン・マテウス 6.5(63分IN)
FW
仲川輝人 6.5(63分IN)
FW
レオ・セアラ 6(72分IN)
MF
喜田拓也 6(72分IN)
DF
松原 健 -(84分IN)
 
監督)
ケヴィン・マスカット 7
 
【横浜|寸評】
 FC東京戦から中3日で迎えた今節。その試合から先発メンバーを3人変更して臨んだ横浜は、流動的にポジジョンを動かしながら、ダイレクトパスを効果的に使ってテンポ良くボールを回し、湘南のゴールに迫る"らしい"サッカーを展開する。前半はスコアレスで折り返すが、56分に相手DFのコントロールミスを見逃さずボールを奪うと、速攻を仕掛けて先制。その後もポゼッションサッカーで攻勢を緩めず、70分と89分に加点し、3-0で完勝。勝点を52に伸ばし、暫定ながら再び首位に立った。
 
 この日は攻撃陣が躍動。MOMはA・ロペス。持ち前の運動量でピッチを縦横無尽に走り回り、先制点を決めてチームを勢い付かせた西村と迷ったが、ブラジリアンは前半から積極的に相手DFの裏を狙ってボールを引き出すなど攻撃の起点になり、PKでチーム2点目も記録。西村の先制点もアシストするなど出色のパフォーマンスだった。今夏に加わり、移籍後初出場したY・マテウスは周りとの連係をさらに高める必要はあるが、自身のデビュー弾となるチーム3点目を決めるなど、さっそく結果を出した。

 藤田は中盤でインテンシティの高い守備を披露し、攻撃ではリンクマンの役割を担うなど存在感を示した。永戸はエウベルとの連係がさらに深まっており、左サイドからの攻撃を活性化した。FC東京戦もフル出場した岩田とエドゥアルド、小池龍は安定感のある守備で無失点に貢献した。
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定したこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 

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