圧巻のパフォーマンスは、改めてスコットランドサッカー界を感銘させた。

　セルティックの古橋亨梧は８月28日、スコティッシュ・プレミアシップ第５節のダンディー戦で先発出場し、前半だけでハットトリックを完成させる活躍を見せた。

　開始15分に先制点を挙げた古橋は、40分とアディショナルタイムにも追加点。ハーフタイムまでにチームに３点のリードをもたらし、９-０という圧勝に導いている。

　セルティック専門サイト『67 HAIL HAIL』は、「今日はチーム全体の努力だったことは疑いない。前半はキョウゴが輝き、本当に活躍したが、ユニット全体が素晴らしかった」と、まずはアンジェ・ポステコグルー監督率いるチーム全体の出来を称賛した。

「コメンテーターのイアン・クロッカーはゴール量産を『アンジェボールのたまもの』と表現したが、まさにそのとおりだ。今日の試合は監督がセルティックにもたらそうとしてきたこと、容赦ない仕事ぶりや全員による攻撃サッカー、断固たるところを示している」

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　そのうえで、同メディアは「キョウゴは４戦３発とすでに得点を挙げていたが、今日はセルティックに来てから最高の調子に戻った。スコットランド最高の選手であることをみんなに思い出させた」と、古橋を激賞している。

「これこそ、昨シーズンに我々が大きく楽しんだキョウゴだ。完璧な動き、最高級のゲームインテリジェンス、ゴールへの目は、スコットランドサッカー界の誰も並ぶことができない」

　セルティックはカップ戦を挟み、９月３日のリーグ戦次節で宿敵レンジャーズと、そして同６日のチャンピオンズリーグ開幕戦で王者レアル・マドリーと対戦する。

　67 HAIL HAILは「今季はキョウゴの調子を保てれば、特別なことを達成できる。夏を通じてそう言ってきたが、今でもそれが真実だと考える」と、国内外での古橋の活躍に期待を寄せた。

「我々が国内でプレーときのやり方に、彼はとても重要な存在だが、それは欧州でのカウンターでも同じだ。チャンピオンズ・リーグで彼に何ができるかを見るのが待ち遠しい」

　日本を飛び出して２年目のシーズンも好発進した古橋は、最高の舞台でもさらなる輝きを放つことができるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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