出場機会を求めてリバプールを飛び出し、移籍したモナコの地で、南野拓実は苦戦している。

　チャンピオンズリーグ予選敗退に終わったPSVとの２試合では、先発出場するも批判を浴びた。開幕戦を負傷欠場したリーグ・アンでは、ベンチ入りしたレンヌとの第２節でも出番なし。思い描いていたであろうスタートでないことは確かだ。

　迎えた８月20日のリーグ・アン第３節RCランス戦、南野はスタメンに名を連ねてリーグ戦デビューを飾った。だが、チームを勝利に導く活躍を見せることはできず、55分と比較的早い時間帯に交代。再び厳しい声が寄せられている。

　立ち上がりにボックス内で絶好の機会を手にしながら、シュートに持ち込むことができなかった南野は、16分にもゴール前で折り返しに合わせてシュート。だが、相手守護神に阻まれ、ネットを揺らすことができなかった。
 

『Get French Football News』は、採点記事で南野に10点満点で「３点」をつけた。GKアレクサンダー・ニュベル、ヴァンデルソン、エリオット・マタゾと並ぶチームワーストタイの屈辱的評価だ。

　同メディアは「モナコに来てまだすぐのミナミノだが、今のところ彼はチームメイトと足並みが合っていない」と批判している。

「ほとんどいなかったようなもので、絡んだときもクリエイティビティの源にはならなかった。１時間せずに交代となったのは適切。モナコが考えたように重要な選手になるには改善が必要だ」

　厳しい船出となった南野は、嫌な流れを変えることができるのか。モナコは28日の次節で王者パリ・サンジェルマンと敵地で対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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