「自分でやるしかない!」ノルウェー名門GKが土壇場でチームを救う鮮烈弾!ハーランド顔負けの左足フィニッシュに称賛続々

2022年08月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

「GKの痛烈なゴールは数あれど…」

怪物ハーランドを生んだノルウェーで、記憶に残るゴールが生まれた。(C)Getty Images

 現地時間8月7日にノルウェー1部リーグ第17節で、リーレストロムはトロムセーとホームで対戦。36分に奪われた1点をなかなか返せず、ついには後半アディショナルタイムに突入する。すると、敵陣中央の右サイドでFKを獲得した90+4分だった。

 最後の望みをかけ、GKのマドス・クリスチャンセンも攻撃参加するなか、パル・アンドレ・ヘランドが左足でクロスを上げる。これをホルムバート・アロン・フリジョンソンが、ファーからヘッドで折り返すと、ゴール前中央で反応したのがクリスチャンセンだ。

 1人違う色のユニホームを着た21歳は、冷静な胸トラップから左足を一振り。鮮やかにネットを揺らし、チームを敗戦の危機から救って見せた。
【動画】GKが相手ゴール前で衝撃の落ち着き…本人自ら公開した鮮烈弾をチェック!

 ヒーローとなったクリスチャンセンは自身のツイッターで、「物事を成し遂げたいなら、自分でやるしかない!」と綴り、同じ2000年生まれの同胞アーリング・ハーランド顔負けの左足弾を公開。この投稿には、称賛や鋭い指摘まで様々なコメントが集まっている。
 
「GKの得点を見たくない人なんている?」
「GKのゴールは格別だ」
「何回見ても飽きない!」
「クールなゴラッソだ!」
「まるでベンゼマ」
「君はノルウェー最高のGKだ」
「ちゃんと副審を確認してる笑」
「GKはディフェンス側に意識させないように、あまり早く中に入りすぎないことが重要だ。今回やアリソンのゴールはその良い例だ」

 また、チリ・メディアの『Publimetro』も「GKの痛烈なゴールは数あれど、この胸トラップからのボレーは最高だ。息をのむような正確性は記者たちを熱狂させた」と大々的に報じている。

 過去5度のリーグ制覇を誇る名門リーレストロムは、2019年には2部降格の憂き目に遭うも、1年で1部復帰を果たし、昨年は4位でフィニッシュ。今年もここまで1試合消化の多い首位モルデとは勝点5差の2位に付けている。優勝争いを繰り広げているだけに、U-21ノルウェー代表にも名を連ねる守護神の劇的弾は、非常に価値あるものとなった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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