どうしたキエッリーニ…117キャップを誇る元伊代表DFが狂気の両手ブロック「バレーをしていると思ったようだ」「神の手出現?」

2022年08月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

「どうしてレッドカードじゃないんだ」

守備の名手キエッリーニらしからぬ悪手が飛び出した。(C)Getty Images

 守備の名手が、バレーボール選手ばりのブロックを繰り出した。

 現地時間8月6日に開催されたMLS(メジャーリーグサッカー)で、ロサンゼルスFCはレアル・ソルトレイクと対戦。効率よく点を積み重ね、3-1とリードしていた69分、問題は起こった。

 CBのジョルジョ・キエッリーニは、ハーフウェーライン付近でワンバウンドしたボールにヘッドで対応を試みる。しかし、ジャンプするタイミングが若干ずれ、被る格好となる。相手選手は裏に走り出しており、一気に大ピンチになると思われたが、次の瞬間だった。

 117キャップを誇る元イタリア代表DFは、なんと両手でボールを叩き落とすようにして後逸を阻止したのだ。主審はすぐさまイエローカードを提示。バツの悪そうな表情を浮かべたキエッリーニは、了解とばかりに片手を挙げ、すぐさま守備位置に戻った。

【動画】どうしたキエッリーニ…両手でボールを叩き落とす衝撃の珍プレー

 なお、ロサンゼルスFCはその後87分に、64分から途中出場したガレス・ベイルが、圧巻の独走ドリブルからダメ押し点を挙げ、4-1で快勝。キエッリーニは1枚カードを受けていることもあってか、73分にベンチに下がっている。

【動画】キエッリーニの狂気のブロックからおよそ20分後…ベイルが見せた全盛期を彷彿させる独走弾をチェック!
 
 17年もの間在籍したユベントスから、今夏に加入した37歳の衝撃の珍プレーはたちまち話題に。現地の大手スポーツチャンネル『ESPN』が公式ツイッターで、笑い泣きする顔文字を添え「なんてブロックだ、キエッリーニ」と映像を公開すると、世界中のファンから驚きのコメントが寄せられた。

「すぐに謝るから余計に面白い」
「神の手出現?」
「生まれながらの勝者、勝つためなら何でもする」
「競技が間違ってるよ」
「自分がバレーボールをしていると思ったようだ」
「文字通りアメリカンフットボール」
「キエッリーニはNFLのチームと契約したと思い込んでいた」
「どうしてレッドカードじゃないんだ」
「旧態依然のディフェンスだ」
「間違いなく今年の最優秀ブロック」

 加入以来、コンスタントに出場を重ね、アメリカで健在ぶりを示すイタリアの守備職人だが、今回は思わぬ"悪手"で目立ってしまった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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