「びっくり。こんな経験を人生でできるなんて」まさかのCFで緊急出場した福岡GK山ノ井拓己が“本音”。ファンからは称賛相次ぐ!「勇気と感動をもらった」

2022年08月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

「次は失点をしないようにGKでもフィールドでも頑張ります」

神戸戦でフィールドプレーヤーとして途中出場した福岡のGK山ノ井。写真:滝川敏之

 緊急事態でセンターフォワードとして出場したGKに、ファンから称賛の声が相次いでいる。

 アビスパ福岡は8月3日、ルヴァンカップ準々決勝の第1戦でヴィッセル神戸と対戦。トップチームの選手、スタッフからコロナ陽性者が出た影響で、この試合の控えメンバーは4人に。そのうち2人がGKという厳しい状況でゲームに臨んだ。

 試合は44分にジョン・マリ、58分にルキアンがネットを揺らし、2点をリードして迎えた90+4分、長谷部茂利監督が3人目の交代カードを切る。途中投入されたのはGK山ノ井拓己で、FW城後寿に代わってセンターフォワードとしてピッチに入った。

 終了間際の90+9分に相手に1点を返されたものの、山ノ井は前線から果敢にハイプレス。終了の笛が鳴るまで足を止めずにボールを追い続け、2-1の勝利に貢献した。
【関連動画】フィールドプレーヤーで緊急出場! GK山ノ井拓己の試合後インタビュー
 福岡は公式ツイッターで試合後、フィールドプレーヤーとして緊急出場した山ノ井のコメント動画を公開。山ノ井は、「びっくりです。もう率直に城後さんがすごいのが身に染みて感じました、本当に」と自身でも驚きを隠せない様子でゲームを振り返った。

 続けて、「最後の失点、守れなくてすみません。こんな経験を人生でできるなんて思っていなかったので、次は失点をしないようにGKでもフィールドでも頑張ります」と心境を語った。

 この動画にはファンも反応。短い時間ではあったが、前線で奮闘した山ノ井へ、「良く頑張りました!」「まだフィールドでも出場するつもりだ!」「好青年だなー」「頼もしかった!」「とても助けられたよ。頑張れ」「二刀流!」「とても勇気と感動をもらった」「次はゴールに期待」といった賞賛の声が上がっている。

 コロナ禍の苦しい状況のなか、選手がポジションにとらわれず出場するなど、一致団結して戦う。そんな選手とチームの姿にファンも勇気をもらったようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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