C・ロナウドは“責め”を負うべきか? 英メディアが見解「ヤングボーイズに負けるために戻ったわけではない」

2022年07月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

「才能を最大限に生かすのは、監督の仕事ではないのか」

退団を要求したと取り沙汰されているC・ロナウド。(C)Getty Images

 マンチェスター・ユナイテッドはクリスチアーノ・ロナウドが移籍を求めたと報じられ、新シーズンに向けてチームが始動しても姿を見せておらず、プレシーズンツアーにも帯同しないと騒がれている。

 ユナイテッドがチャンピオンズ・リーグ出場権を獲得していたら、この事態は起きなかったかもしれない。新シーズンに向けた補強が現状と違っていたら、ロナウドはすでにチームと合流していたのかもしれない。

 ただ、ロナウドの存在がチームとしてのプレーに影響を及ぼしたとの見方は少なくない。一方で、ロナウドがチーム内で他に大差をつけてゴールを決めたのも事実だ。

 英衛星放送『Sky Sports』は、「チームの苦戦にロナウドはどれだけ責められるべきなのか」と題した記事で、「ロナウドのスタイルは周知のとおりだった」との見解を示している。

「チームのためにそういう才能を最大限に生かすのは、監督の仕事ではないのか。歴代最高の選手のひとりとプレーする方法を見つけるのは、それほど大変なことなのだろうか」

 Sky Sportsは「ロナウドはヤングボーイズに負けたり、プレミアリーグのライバルに辱められるためにユナイテッドに戻ったのではない。惨たんたるシーズンとなった理由を彼だけにするのは行きすぎだ」と続けた。

「ラルフ・ラングニック暫定監督が分かったように、今のユナイテッドには解決すべき問題がたくさんある。不安定な守備の後ろでダビド・デ・ヘアが調子を保たなければ、もっと悪くなっていたかもしれない。ロナウドがいると、チームはより得点を挙げ、より勝ち点を手にした。彼が欠場したプレミアリーグの8試合で、ユナイテッドは2勝しかしていない」

【画像】襟付きが特徴!マンチェスター・Uの新ユニホームをチェック!
 また、同メディアは「誰の責任なのか。個なのか、集団なのか。もちろん、こういうことはすべてそうだが、両方の組み合わせである。問題は、それぞれがどれくらい責めを負うべきかということだ」と報じている。

「ユナイテッドとユベントスは、長年にわたる不十分な補強や監督のスタイルの変更、歴史がもたらす利点を生かせなかった代償を払っている。ロナウドを獲得するために、彼らはプレーやプランを変えた。うまくいったこともあったが、投じた大金に見合うだけの必要なリターンに至っていない」

「ユナイテッドの忘れさるべき一年におけるロナウドの役割がどれほどだったのか、おそらくはエリク・テン・ハーグの下で迎える今後のシーズンで、もっと分かるようになるだろう」

 ロナウドとユナイテッドには、どんな未来が待っているのか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

次ページ【画像】襟付きが特徴!マンチェスター・Uの新ユニホームをチェック!

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事