「ジェズスはリシャルリソンより…」チェルシーOBが25歳のブラジル代表FWを徹底比較!「6000万ポンドは莫大」

2022年07月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

「リシャルリソンよりプッキのほうが得点が多い!」

25歳のブラジル代表FWジェズス(左)とリシャルリソン(右)。新シーズン、より結果を出すのはどちらか。(C)Getty Images

 元アイルランド代表FWトニー・カスカリーノ氏が、トッテナムのリシャルリソン獲得にモノ申した。現地メディア『talkSPORT』が7月2日付けで伝えている。

 リシャルリソンは、2018年夏にワトフォードからエバートンに加入。以来エースとして君臨し、21-22シーズンは特に終盤に力を発揮。最終的に加入4年で3度目のリーグ戦二桁得点をクリアし、1部残留の立役者となった。ブラジル代表としても、19年のコパ・アメリカ制覇に貢献したほか、昨夏の東京五輪でも得点王に輝く活躍で、金メダル獲得に導いた。

 そして迎えた今夏、5000万ポンド(約82億5000万円)+ボーナス1000万ポンド(約16億5000万円)、計6000万ポンド(約99億円)と言われる移籍金で、チャンピオンズ・リーグの出場権を獲得したトッテナムへ活躍の場を移した。

 カスカリーノ氏は、このビッグディールを疑問視。昨季、最下位に沈んだノーリッジで、11ゴールを奪ったフィンランド代表FWの名を挙げ、こう語っている。

「リシャルリソンは昨シーズン、降格と戦っていたチームで、10ゴールを決めた。しかし最下位に終わったチームは、テーム・プッキが11ゴールを決めた!リシャルリソンは1月まで3ゴールくらいだったと思う。終盤にちょっとしたラッシュを見せたね。

 6000万ポンドは大金だと思うし、エバートンは見事取引に成功した。 スパーズに合うかどうかは分からない。もし彼が活躍すれば、『私は完全に間違った』と、シーズンの終わりに屈辱を味わっているかもしれない。だが現状そうなるとは思わない。莫大な移籍金に映る」
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 リシャルリソンと同じブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスも今夏、4500万ポンド(約74億2500万円)で、マンチェスター・シティからアーセナルへの移籍が、ほぼ確実となっている。

 現役時代はチェルシーなどでプレーした59歳は、「ジェズスはより多くの条件を満たしていると思う。アーセナルはより良い価格で彼を手に入れた。ジェズスがトッテナムに入ったら、リシャルリソンよりも多くゴールを決めるだろう」ときっぱり。年齢も同じ25歳で、何かと比べられがちな2人だが、カスカリーノ氏の中で序列は明確なようだ。

「彼はリシャルリソンより多才だと思う。シティでは左ウイング、右ウイング、センターフォワードでプレーした。左サイドを見事にこなし、守備面でも多くの仕事をやってのけた。彼のプレーを見るたびに、シーズン終盤のリシャルリソンのようなプレーが見られる。シーズン序盤のリシャルリソンは、終盤のようなチェイシングをする姿は見られなかった」

 カタール・ワールドカップも控える新シーズンで、より結果を残すのは一体どちらのセレソン戦士か。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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