チュニジア、カタールW杯“大逆転出場”の可能性浮上のチリを2-0撃破! 日本VSガーナの勝者と対戦へ

2022年06月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

終盤にはマンU所属の19歳、ハンニバルも出場

チリに2発快勝したチュニジア。写真:金子拓弥 (サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 6月10日に開催されたキリンカップサッカーで、エクアドルのカタール・ワールドカップ(W杯)出場取り消しにより、ここにきて代替参加の可能性が高まっているチリと、アフリカ予選を突破し、すでに参戦を決めているチュニジアがノエビアスタジアム神戸で対戦した。

 両国ともシステムは4ー3ー3でスタート。ただし、チリはポゼッション時には左インサイドハーフのガルダメスが前めに上がり、メデルとメンデスが2ボランチ気味になりながら起点を作り、主に左ウイングのブレレトンと左サイドバックのメナを起点にゴールを目ざす。

 38分には左サイドからメナがグラウンダーのクロスを送り込むと、中に流れていたブレレトンがシュート。さらにGKダーメンが弾いたボールに反応したモンテシノスがフリーでシュートを打つが、枠の上に外れてしまう。

 チリのペースが続くなか、迎えた41分に何とか耐え凌いだチュニジアが試合を動かす。隙を突いて左サイドバックのエラブディが攻め上がった流れから、右サイドに展開して、オープンスペースを駆け上がったドレーガーがクロス。これにエラブディがファーサイドからダイビングヘッドを決めて先制に成功した。
 
 1点ビハインドで前半を終えたチリは、59分にキャプテンのメデルを下げ、4ー2ー3ー1にして攻めるが、逆にチュニジアが粘り強く守りながら鋭いカウンターでチャンスを作る。

 終盤、チュニジアのカドリ監督は、マンチェスター・ユナイテッドに所属する19歳のハンニバルを投入。すると、89分にそのハンニバルを起点としたパス交換から、最後はジェバリが押し込んで追加点をゲットした。

 その後、チリはアディショナルタイムにハンドでPKを獲得も、GKダーメンのビッグセーブに阻まれ、そのままタイムアップを迎えた。

 2-0で南米の難敵を退けたチュニジアは、14日にパナソニックスタジアム吹田で、この後に行なわれる日本対ガーナの勝者と相まみえる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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