“仕事人”南野拓実、サラーやC・ロナウドら猛者を抑えて堂々の1位になったスタッツは? プレミア歴代2位の珍記録も達成

2022年05月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

今シーズン公式戦24試合目にして10ゴールに到達

(左から)マハレズ、サラー、南野、C・ロナウド、ヴァーディー。錚々たるメンバーを抑え、日本代表の10番が1位に君臨する記録とは?(C)Getty Images

 日本代表の10番が、名だたる猛者を抑えて、ナンバーワンとなった。

 現地時間5月17日に開催されたプレミアリーグ第37節で、すでに今節を終えた首位のマンチェスター・シティを勝点4差で追う2位のリバプールが、15位のサウサンプトンと敵地セント・メリーズで対戦。2-1で逆転勝利を収め、最終節を前にシティまで勝点1差に迫った。

 このサウサンプトン戦でリバプールは、3日前にチェルシーとPK戦までもつれ込むFAカップ決勝を戦ったことから、大幅なターンオーバーを敢行。およそ2か月もの間、公式戦の出場がなかった南野拓実が、今シーズンのプレミアリーグ初先発を果たした。すると、1点を先制され迎えた27分に仕事人ぶりを発揮する。

 ディオゴ・ジョッタからペナルティエリア内でラストパスを受けると、右足を一閃。強烈なシュートでニア上を豪快にぶち抜き、反撃の狼煙を上げる同点弾を奪ってみせた。

 27歳のアタッカーは2発を叩き込んだノーリッジ戦(FAカップ5回戦)以来、およそ2か月半ぶりのゴールで、公式戦24試合目にして10ゴールに達した。
【動画】豪快にニア上をぶち抜く!南野が古巣サウサンプトン戦で決めた今季10点目をチェック!
 クラブ専門メディア『Anfield Watch』によれば、これで101分ごとに1点を決めている計算に。今シーズンに公式戦1000分以上出場しているプレミアリーグの選手の中で、堂々1位の得点率となった。なお、2位以下は下記のように各クラブのエース級が名を連ねている。

2位 リャド・マハレズ(マンチェスター・C/120分)
3位 エディー・ヌケティア(アーセナル/128分)
4位 ジェイミー・ヴァーディー(レスター/129分)
5位 モハメド・サラー(リバプール/130分)
6位 クリスチアーノ・ロナウド(マンチェスター・U/133分)

 また、南野は前回リバプールの一員として、プレミアリーグにスタメン出場した514日前(2020年12月19日)のクリスタル・パレス戦でもゴールを決めており、先発では長期ブランクを挟み2戦連発となった。

 英衛星放送『Sky Sports』は、ダンカン・ファーガソン(当時エバートン)が2002年4月のレスター戦から2003年9月のリーズ戦にかけて達成した533日に次ぐ、歴代2位のブランクと伝えている。

 すでに制したリーグカップとFAカップを合わせ、前人未到の4冠を目指すリバプールは今後、それぞれプレミアリーグ、チャンピオンズ・リーグの優勝を懸け、ウォルバーハンプトン、レアル・マドリーと戦う。南野の古巣サウサンプトン戦でのパフォーマンスは、大一番での出場機会確保に繋がるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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