現地時間５月12日に開催されたプレミアリーグ第22節の延期分で、冨安健洋が所属する４位のアーセナル（勝点66）が、５位のトッテナム（同62）とアウェーで対戦。この重要なノースロンドン・ダービーに０-３で敗れ、チャンピオンズ・リーグ（CL）出場権（４位以内）を争う宿敵の差は１ポイント差となった。

　22分にPKで先制されたアーセナルにとって痛恨だったのは、33分のロブ・ホールディングの退場だ。序盤からやり合っていたソン・フンミンが、ロングボールに反応して裏のスペースに抜け出そうとしたところを、顔面に肘を入れるような形で防いだのだ。

　26分にもこの韓国代表へのファウルでイエローカードを受けていたイングランド人CBは、わずか７分後に２枚目をもらい、退場となった。

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　ファウルを受け、顔面を抑えてしばらく倒れ込んでいたソン・フンミンは試合後、レッドカードについて、「倒れていたから見ていないよ」と冗談を言いつつ、苦言を呈している。

「スペースに駆け込もうとしたら、走るのを防いできた。ボールが来るかどうかにかかわらず、危険なチャレンジだった。僕からすれば、明らかなファウルだ」

　ホールディングが犯したこの日の４つのファウルは、すべてソン・フンミンに対してのもの。"狙われた"感もあるが、退場に追い込んだのは、してやったりと言ったところか。　

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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