現地時間５月３日に開催されたチャンピオンズ・リーグ（CL）の準決勝第２レグで、ビジャレアルはリバプールとホームで対戦。前半で２点を先行し、第１レグと合わせ２―２に追いつくも、後半に相手の猛攻に遭うなかで３発を叩き込まれ、トータル２―５で屈した。

　とりわけ悔いの残るパフォーマンスとなったのが、GKのヘロニモ・ルジである。62分にファビーニョに股を抜かれるシュートを許すと、67分にもルイス・ディアスにヘッドで股を抜かれて被弾。極めつけが71分だ。ペナルティエリア内から果敢に飛び出すが、サディオ・マネにあっさりとかわされ、致命的な３点目を奪われた。

　準決勝の２試合で計５失点。かつてチェルシーやトッテナムなどでプレーしたジェイソン・カンディ氏は、英メディア『tlakSPORT』で29歳のアルゼンチン代表守護神を猛批判。「衝撃的だ。５失点のうち４つは彼のせいだ」と、敗退の戦犯に挙げている。
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「チャンピオンシップ（イングランド２部）でも代役を担うには不十分なゴールキーパーで、どうしてチャンピオンズ・リーグ準決勝に臨むことができるんだ？ サム・ジョンストンは多くのクラブが狙っているし、契約も切れる。今夜見たもの、そして２つのレグで見たものよりも、彼は良いゴールキーパーだ」

　イングランド２部のWBAに所属し、EURO2020のメンバーにも選ばれるなど、現役ばりばりのイングランド代表としても活躍するジョンストン。今夏の争奪戦も予想されるなか、ルジのクラブ内での評価次第では、その行く先はスペインとなるかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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