吉田麻也を責めて激怒させたサンプ主将、翌日に電話をして和解と現地報道。クラブは口論にポジティブな見解か「真剣に取り組んでいる表われ」

2022年04月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

経験豊富なベテラン同士が衝突

クリアラレッラとの口論が話題となった吉田。(C)Getty Images

 キャプテンとの衝突は、クラブから決して悪く見られていないのかもしれない。

 サンプドリアの吉田麻也は、4月23日のセリエA第34節でヴェローナと1-1で引き分けた試合後、腕章を巻くファビオ・クアリアレッラとの口論が注目された。

 イタリア・メディアの報道によると、先制しながら追いつかれて逃げ切れず、残留を争う中で貴重な2ポイントを逸したことで、クアリアレッラが失点に関して吉田を批判。日本代表主将が反論して口論となったようだ。吉田は怒りを露にしながらロッカールームに向かった。

【動画】サンプドリア主将が吉田に激怒した失点シーン
 経験豊富なベテラン同士の衝突が注目されたが、クアリアレッラは24日に自身のSNSで「すべて話し合った。特殊な時期で大事な目標がある中での試合後の緊張というだけだ。みんな一緒に同じ目的」と、吉田との和解を明かしている。日本代表DFもこの投稿にクラブカラーの3色で"返答"した。

 イタリア紙『Il Secolo XIX』の報道としてサンプドリア専門サイト『CLUB DORIA 46』が25日に伝えたところによると、クアリアレッラは試合翌日に吉田に電話して話し合ったようだ。そして、クラブは両者の衝突を、それだけ現状に真剣に取り組んでいることの表われとみているという。

 30ポイントの16位サンプドリアは、降格圏の18位サレルニターナと5ポイント差だが、消化が1試合多い。また、19位ジェノアとも同じ5ポイント差だ。残り4試合という大詰めにきて、残留争いの真っ只中にある。

 30日の次節はそのジェノアとの直接対決だ。いつも白熱するジェノバ・ダービーに、残留争いというスパイスも加わり、アツい一戦となるのは間違いない。吉田とクアリアレッラの衝突は、苦境にあるサンプドリアを残留に向けて後押しするスイッチとなるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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