現地４月23日に開催されたプレミアリーグ第33節で、首位のマンチェスター・シティはワトフォードと対戦。５―１の大勝を飾った。

　その試合後、シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が称賛したのが、ガブリエウ・ジェズスの先制点を鋭いクロスでアシストしたウクライナ代表MFオレクサンドル・ジンチェンコだった。地元紙『Manchester Evening News』が伝えている。

「オレクスはとても信頼できる選手だ。私は彼がこの３、４年の間、本職ではないポジションでプレーしてきたことを決して忘れない」

　ペップは、「１～３試合でそれができても、１シーズンをプレーするには、心がとても強くなければならない。彼は毎日それをしている」と語っている。

【動画】５発圧勝の口火を切る先制点をアシスト！ペップが称賛したジンチェンコの高速クロス

　そして、「彼の国で、愛する人たちに起こっていることによって、オレクスは難しい時期を過ごしている」と話し、母国ウクライナがロシアから軍事侵攻を受ける中でプレーを続けている25歳に寄り添った。

「人々はウクライナのことを忘れている。今はそのことについて話さないし、（スタジアムに）ウクライナ国旗も見かけなくなった。皆、何もしようとしない」

　スペイン人指揮官は「しかし、残念ながら戦争はまだ続いており、オレクスはまだその状況を生きている。日々、その状況で暮らしているんだ。彼とその家族にとっては困難な時期だ」と続けている。

「オレクスはとても信頼でき、常に集中している。私には分かる。ロッカールームで感謝しているんだ」

　尋常ではない状況でも全力でプレーする教え子の姿に、ペップも感嘆しているようだ。

　構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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