「アンフィールドでPKは得られない」ランパード監督が上位贔屓の笛を痛烈非難!倒された本人はSNSに“証拠提出”

2022年04月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

「もし反対側のモー・サラーだったら…」

ランパード監督が“待遇の差”を訴えた。(C)Getty Images

 エバートンのフランク・ランパード監督が、"上位贔屓"の笛を痛烈に非難した。英紙『Daily Mail』が伝えている。

 現地時間4月24日に開催されたプレミアリーグ第34節で、残留ラインぎりぎりの17位に沈むエバートンは、マンチェスター・シティと激しい首位争いを繰り広げている2位のリバプールと、敵地アンフィールドで対戦した。

 序盤から圧倒的に押し込まれながら、何とか猛攻を耐え抜くも、62分にモハメド・サラーのクロスからアンドリュー・ロバートソンに先制を許すと、85分にはCKの流れからディボック・オリギに致命的な追加点を献上。成すすべなく、マージーサイド・ダービーを0―2で落とした。

 厳しい結果となったなか、現役時代はチェルシーで活躍した指揮官は、1つの判定が試合の流れを大きく左右したと考えているようだ。

 それはスコアレスで迎えた53分、アレックス・イウォビの縦パスでアンソニー・ゴードンが抜け出した際のこと。21歳のイングランド人FWは、一気にペナルティエリア奥まで侵入し、ビッグチャンスとなるも、身体を寄せてきた相手DFジョエル・マティプに倒されてしまう。

 すぐさまPKをアピールするが、主審はファウルを取らず、オン・フィールド・レビューを行なうこともなかった。ゴードンは試合後も怒りが収まらないようで、頭を抱えるような絵文字2つを付け、当該映像をツイッターにアップしている。
【動画】これはPK?倒されたゴードン本人がツイッターで公開した問題の場面をチェック
 ランパード監督も同様に、自軍に不利なジャッジに噛みつき、恨み節を炸裂。「後半のあれはペナルティだ」と切り出し、皮肉たっぷりにこう語っている。

「ここ(アンフィールド)でペナルティを得られるとは思えない。もし反対側のモー・サラーだったら、得られるだろうけどね。私はリーグのトップハーフのチームでプレーしたことがあるが、ペナルティはもらえるものだ」

 残留を争うバーンリーが今節で勝利したため、エバートンは降格圏の18位に転落した。しかし、「この結果で変わることはない」と、ランパード監督に焦りはない。

「バーンリーが(ウォルバーハンプトン戦で)結果を出すことは予想していた。彼らの5試合に対して、我々は6試合ある。とはいえペナルティは残念な結果だ。冷静に考えればペナルティだと思うんだけどね」

 チェルシーでの歴代最多得点記録を持つレジェンドは、プレミアリーグ以降、一度も降格がない名門の窮地を救えるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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