ラフプレーの後、即時解雇された中国人DFの処分が決定した。

　４月15日にマレーシアで行なわれたアジア・チャンピオンズリーグ（ACL）グループステージ第１節のジョホール・ダルル・タクジム（マレーシア）戦で、広州FC（中国）のDFグァン・ハオジンは、相手FWともつれて倒れ込んだ際、後ろから頭にキックを入れて一発退場。翌日、クラブの規定違反により、なんと解雇となった。

「クビを切るのはあまりに厳しすぎる」と中国国内から批判の声が上がるなど、この解雇は物議を醸している。

　そんななか、ドイツの移籍専門サイト『transfermarkt』の中国版が20日に報じたところによれば、アジア・サッカー連盟（AFC）がこのグァン・ハオジンに対する処分を発表。３試合の出場停止と罰金が科された。

【動画】相手選手の頭に後ろからキック。レッドカード→即解雇となった中国人DFの衝撃ラフプレー

　同メディアによれば、すでに解雇されているため、出場停止はほぼ意味をなさないが、罰金はクラブではなく選手に科されるため、クラブが支払わない場合は、自己負担となるという。

　これを受けて、中国のポータルサイト『捜狐』は「グァン・ハオジンは惨めだ」と題した記事を掲載。次のように伝えている。

「重要なのは罰金を払わなければならないことであり、これは大きな問題である。罰金を支払った場合、彼や妻にとって大きな負担となる。広州FCは最後まで責任を負う必要がある。グァン・ハオジンにとって、このACL遠征は本当に悲劇的だ。最悪、本当に惨めだ」

　罰金の額などは明らかになっていないが、キックの代償は小さくなさそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
　
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