横浜FCの小川航基が止まらない。

　４戦連発中で迎えた４月17日のJ２リーグ第10節・仙台戦で２ゴールを奪取。チームは前半に先制を許す展開だったが、「俺たちなら必ず取り返せるって、ハーフタイムで話していた」と振り返る小川が、52分、56分に連続得点。試合はそのまま２－１でタイムアップ。鮮やかな逆転勝利の立役者となった。

　１点目は、中村拓海のロングフィードに反応し、左足で逆サイドのネットを打ち抜いた。

「僕の特長というか、プルアウェイの動きからディフェンスを外して、シュートまでという形がうまく出た」

　２点目は、高木友也のクロスからヘディングシュートを叩き込む。

「（左利きの）友也の右足のクロスでしたけど、良いクロスがきたのでよかった」

　試合前には、４節・水戸戦で達成したJ通算100試合出場の記念セレモニーが行なわれ、家族から花束を受け取り、笑顔を見せていた。
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　仙台戦で５戦連発と期待に応えてみせた小川は、今季は開幕から先発で出場し続け、10試合を終えて10得点。シーズン二桁はキャリア初で、直近５試合で７ゴールと絶好調だ。

　横浜FCは10節終了時点で、８勝２分の無敗。２位の町田に８ポイント差をつける勝点26で首位を独走中だ。

「チームの力が良い形で出ている」と語る不動のエースは、「まだ序盤。ここからが大事なので頑張りたい」と気を引き締めた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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