「本当に申し訳ない」神戸イニエスタが無念さを滲ませる。“10戦未勝利”でACLへ「この流れを変えることに集中」

2022年04月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

「サッカーにおいても人生においても、チャンスはいつもあります」

神戸はリーグ戦で“10戦未勝利”のままACLへ。イニエスタは「この流れを変えることに集中していかなければいけない」と意気込む。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 神戸はまたしても勝てなかった。

 4月10日に行なわれたJ1リーグ第8節で、神戸はホームでC大阪と対戦。27分に先制を許すと、その後の反撃も実らず、0-1で敗北した。

 これで開幕から10試合を消化して4分6敗。いまだ勝ち星はなく、直近3試合は3連敗とトンネルは続く。スタートダッシュに大きく躓いたチームは、8日にロティーナ新監督の就任を発表。新指揮官の初陣となった今節のC大阪戦で流れを変えたかったが、思うような結果は得られなかった。

 16日からACLがスタートする。アジアでの戦いに向け、C大阪戦後には壮行イベントが実施された。マイクの前に立ったキャプテンのアンドレス・イニエスタは、リーグ戦での現状を踏まえ、「このような状況になってしまっていること、本当に、みなさんに対して申し訳なく思っています」と話し、こう続ける。

「ただ、サッカーにおいても人生においても、チャンスはいつもあります。2年前、同じような、決して良くない状況のなか、ACLに向かって、状況を打開することができたことをみんな覚えていると思います。

 今日からは頭を切り替えて、全員がこのACLを活用して、この流れを変えることに集中していかなければいけないと思います。それをやるためのチームがここに揃っていますし、そのために全員で努力していきます」
 
 神戸は2年前のACLではベスト4に進出。コロナ禍で中断されていた同大会は、秋にカタールでの集中開催で再開。チームはリーグ戦で5連敗後に中東の地へと飛び、国内での不振が嘘のような快進撃を見せ、アジア4強入りを果たした。

 今回も同じように、ACLをきっかけに好転することができるか。神戸は4月16日、中国の上海海港との初戦に臨む。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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