鹿島が外国籍選手への“侮辱的と解釈されかねない発言”を認める。当該選手には厳重注意

2022年04月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

両クラブ間で侮辱的な発言は容認しないことを確認

鹿島が清水戦における出場選手およびクラブスタッフの発言について声明を出した。

 鹿島アントラーズが4月5日、同2日に行なわれたJ1第6節・清水エスパルス戦における出場選手およびクラブスタッフの発言について声明を出した。

 清水戦で鹿島所属選手の発言が問題視され、クラブスタッフがその発言を容認するようなコメントがあったことについて、両クラブ間で事実確認のための調査を実施。両クラブの選手ならびにチームスタッフへのヒアリングの結果を伝えている。

「弊クラブ所属選手から清水所属の外国籍選手に対して侮辱的と解釈されかねない発言があった一方、一部報道を受けてインターネット上で推測されていたような差別的な言動はなかったことが確認されました。この事実を受けて、弊クラブでは当該選手に厳重注意を行い、自身の言動に責任を持つことの重要性を改めて伝えました。その後、両クラブ間で侮辱的な発言は容認しないことを確認したうえで、今後も相手へのリスペクトとフェアプレー精神を大切にしていく姿勢を共有しております」

 また、清水所属選手からの指摘で、クラブスタッフが当該選手の発言を容認するようなコメントがあったことについては、「解釈の齟齬から生じたものであり、当該発言を容認するものではなかったと確認されております」とのことだ。
 
 クラブは「相手への敬意を欠いた行為が再発しないよう、所属選手らへの指導を徹底し、試合における事案については、今後も対戦クラブを含めた関係各所と連携しながら適切に対応していきます」と今後への指針を示す。

 同日に小泉文明代表取締役社長は自身のツイッターを更新。「今後このようなことが起きないようにクラブとしても改めて選手、スタッフ全員に注意喚起と指導をしてまいります」と綴った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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