「ヴェンゲルは間違えていなかった。ただ…」ドイツの“敵”となる浅野拓磨をブンデス公式が特集! 鮮烈2発に「計り知れない才能だ」

2022年04月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

「彼はハードワークが報われた」

ホッフェンハイム戦で圧巻の2ゴールを決めた浅野が脚光を浴びている。(C)Getty Images

 ホッフェンハイム戦での圧巻の2ゴールで、浅野拓磨がドイツで脚光を浴びている。

 4月2日のブンデスリーガ第28節、浅野は前後半に1ゴールずつを奪い、ボーフムを2-1の勝利に導いた。2連敗を喫していたチームを勢いづかせる活躍だ。

 4日、ブンデスリーガ公式サイトの英語版は浅野をピックアップ。かつてアーセン・ヴェンゲルがアーセナルに引き抜いた日本代表ストライカーを紹介した。

 同サイトは「トップタレントを発掘することで知られるヴェンゲルは、間違えていなかった」と、浅野の才能を見抜いた名将は正しかったと評価。ただ、「アサノというダイヤモンドを自ら磨くことができなかったことを残念に思っていただろう」と、27歳のアタッカーが"遅咲き"だったとも伝えている。

「とにかく、彼はハードワークが報われた。彼の旅路は一筋縄ではいかなかったのだ」

 さらに、アーセナルでプレーできず、シュトゥットガルトとハノーファーにレンタル移籍しながら、2019年夏にドイツを離れることになり、パルチザンに加入した経歴を紹介。同クラブでの活躍で「ボーフムが獲得に動き、アサノはやり残したことが待つドイツに戻った」と続けた。

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 また、ホッフェンハイム戦の2ゴールについては、「1点目は個人技が光り、2点目は強さと冷静さを示した。それぞれ非常に異なるゴールで、日本のスターが持つ計り知れない才能を強調した」と賛辞を寄せている。

 試合後、チームにとって重要な勝利であることを強調し、チームの目標達成に集中すると述べた浅野のコメントを伝えつつ、ブンデスリーガ公式サイトは「アサノがこれほどチームに集中しているのは、単独でも素晴らしい能力を持つが、チームを優先する選手であることを表わす」と称賛した。

 記事は最後に、「日本のスターは開花している」と、浅野がカタール・ワールドカップ出場を目指していることにも触れている。

「2018年大会は落選したが、今のアサノは初のW杯出場に向かっている。そのときは、グループEのライバル、ドイツを知っていることが大きく役立つだろう」

 2022年になって移籍後初ゴールを挙げ、W杯予選突破に貢献する得点に続き、ドッペルパック(1試合2得点)も達成した浅野は、この勢いを続けていけるか。次戦は10日、ホームでレバークーゼンと対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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