「足音を聞くのが怖い」松井大輔が“1対1で抜けなかった”3人の選手を明かす! 日本人で唯一選んだのは?「大人と子供みたいな扱いを…」

2022年04月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ちょっとジダンみたいな選手で、すごくやりにくかった」

3人の名手との対戦を振り返った松井。(C) Getty Images

 元日本代表MFの松井大輔が4月2日、自身のYouTubeチャンネルを更新。「1対1で対峙して抜けなかった選手」について語った。

 日本サッカー界きってのテクニシャンで、ドリブルの名手として知られている松井が、最初に挙げたのは、フランスでプレーしていた時に対戦した元ナイジェリア代表DFのタイエ・タイウォだった。

「マルセイユにいた左サイドバックで、183センチぐらいあって、腿がめちゃめちゃすごい。身体もムキムキで。背か高くて足が速い。1回抜き切ったなと思っても、追いつかれちゃう。これが一番嫌なパターンですね」

 40歳の名手は、「手で押されちゃう。僕は175センチしかないんで。強くて速いは卑怯。それはなしだろと思う。アフリカ系の選手は本当に身体がすごい」と続けている。

 次に紹介したのが、PSV、バルセロナ、バイエルン、ミランなどでプレーした元オランダ代表MFのマルク・ファン・ボンメルだ。

「2010年のワールドカップで対峙して、めちゃくちゃ嫌な選手だった」と明かした松井は、こう続けている。

「ボールがあるなしに関係なく、すぐ押したり蹴ったり、審判の見てないところでやってくる。身長が高くてゴツくて、ボールが取れない。ボールを持った時に懐が深い。ちょっとジダンみたいな選手で、すごくやりにくかった」

【関連動画】松井大輔が語る「抜けなかった選手」「嫌だった選手」
 
 さらに「対峙してすごいと思うのはオーラと足音。足音を聞くのが怖かった。足音が嫌だったりすると、トラップをミスしたりする」と語り、近寄ってくる威圧感が凄まじかったことを明かしている。

 最後に挙げたのが、横浜F・マリノスと松本山雅でプレーし、2011年に34歳の若さで急逝した元日本代表DFの松田直樹氏だ。

「20歳ぐらいまで、マリノスとやることが何回かあって、一番対峙して抜けなかったというか、1対1する時にすごくワクワクした。松田さんを抜きたいがために、ボールを持って行っていったのを覚えている」

 そう当時を振り返った松井は、「抜きにくいオーラをすごく持っていて、プロに入ったら、絶対に抜きたいと思ってやっていた」と語っている。

「『前に立たれたら、抜けないな』。そういうのがあった。でも、何回も立ち向かっていったし、楽しかった。自分の足技でどう翻弄するかを考えていたけど、なかなか抜かせてくれない。大人と子供みたいな扱いをされた。対峙した中で一番印象に残っている」

 世界にも誇れる松井のドリブルは、こうした若き日のチャレンジで育まれたのかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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