現地時間３月20日、ラ・リーガ第29節のビッグマッチ、首位を快走するレアル・マドリー（勝点66）と３位のバルセロナ（同51。１試合消化が少ない）によるエル・クラシコが、前者の本拠地サンティアゴ・ベルナベウで開催された。

　CFのベンゼマを故障で欠くマドリーは、代わりにMFバルベルデを抜擢し、モドリッチとともに"偽の２トップ"として配する奇策を用意。メンディが不在の左SBにはナチョを起用した。

　一方のバルセロナは、右SBにCBが本職のアラウホを起用。前線３トップは、右からデンベレ、オーバメヤン、フェラン・トーレスを並べた。

　立ち上がりに押し込んだのは、ホームのマドリーだ。５分にバルベルデの持ち上がりから、枠を外れたもののロドリゴがシュート。その２分後には、ヴィニシウスがエリア内でキープし、バルベルデがシュートを放つも、GKテア・シュテーゲンに阻まれる。
 

　バルサは12分、クラシコ・デビューとなったCFオーバメヤン、右ウイングのデンベレが立て続けに左足で狙うが、ともにGKクルトワに防がれる。18分には、フェランが際どいミドルシュートを放つも枠を外れる。

　そんななか、均衡を破ったのは、徐々にペースを掴んだバルサだった。29分、ナチョを振り切ったデンベレが右サイドから送り込んだクロスにオーバメヤンがヘッドで合わせ、先制に成功する。
【画像】クラシコデビュー戦で先制ゴールを決めたオーバメヤン

　さらに38分にも、デンベレのCKにアラウホが打点の高いヘッドで合わせ、リードを広げる。前半はこのままバルサが２点のリードで終えた。
　
構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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