日本サッカー協会（JFA）は３月16日、ワールドカップのアジア最終予選２試合に臨む日本代表メンバーを発表。会見に出席した森保一監督が、FW大迫勇也の選出理由について述べた。

　前回の最終予選２連戦に続いてメンバーに名を連ねた大迫は、２日に行なわれたJ１リーグ第10節の横浜F・マリノス戦で、先発の武藤嘉紀が負傷したため途中出場。しかしその後負傷し、６日の第３節・サンフレッチェ広島戦ではベンチ外となっていた。

　だが、15日のACLプレーオフのメルボルン・ヴィクトリー戦で先発復帰。延長戦を含めて120分フル出場し、２ゴールを決めるなど、好調ぶりをアピールしている。
 

　森保監督は大迫の招集理由について、「彼の回復状況を見ていた。昨日、ACLプレーオフがあって、120分戦い抜いたということで、プレーを見て選びました」と明かし、続けて「ただ、これから疲労が増えてきたり、痛みが出てきたりも考えられる。これから経過観察しながら判断する」と口にした。

　ただし、メンバー選考に関しては大迫だけでなく他の選手にも同じ状況にあるとし、指揮官は「大迫も清水戦がありますし、国内外（の選手は）、今週末も試合があるので、その試合を終えて選手たちがどういう状況にあるのかも含めて、オーストラリア戦を戦うメンバーを決めていきたい」と大一番へ向け、しっかりと選手の状況を見極めると強調した。

　日本はW杯出場権を懸け、24日にアウェーでオーストラリア、29日にホームでベトナムと対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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