物議を醸している退場シーンに大御所が意見した。

　現地時間３月８日に開催されたチャンピオンズ・リーグ（CL）決勝トーナメント１回戦・第２レグで、リバプールがインテルとホームで対戦。０-１で敗れたものの、第１レグで奪った２点のリードがモノを言い、２-１で次ラウンドに駒を進めている。

　話題となっているのが、61分に１点を返された直後の敵FWアレクシス・サンチェスの退場だ。スライディングをした足がボールに触れた後に、MFファビーニョの足を削るかたちとなり、２枚目のイエローカードでレッドとなったのだ。

　元フランス代表FWのティエリ・アンリ氏が「サッカーをやっている人間なら、あれはイエローではないと分かるはず」と苦言を呈すなど、主審の判定に批判の声があがるなか、ファビーニョのリアクションが「大袈裟だった」と主張したのが、そのアンリやサンチェスの恩師である元アーセナル指揮官のアーセン・ヴェンゲル氏だ。

【動画＆画像】大袈裟だった？ 物議を醸すサンチェスのタックルとファビーニョのリアクション

　英メディア『GiveMeSport』によれば、現在はFIFAの要職に就くフランスの名将は、『beIN SPORTS』で「彼はだました。大袈裟だった」とコメントし、こう続けた。

「おそらく接触はあったし、痛みも感じただろう。だが、もっと早く立ち上がれたはずだ。 自分の選手であれば、『クレバーだ』と言うだろう。 だが、完全に中立の目で見れば、そんなに痛がることはないだろうと思う」

　ブラジル代表MFが「してやった」。ヴェンゲル氏はそう考えているようだが、一方で「ヴェンゲルは、サンチェスが（１枚目のイエローを受けた）チアゴへのチャージのため、前半に退場させられる可能性があったことも認めた」と記事は綴っている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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