生え抜きのスターが、マンチェスター・ユナイテッドを退団する可能性が出てきた。

　ユナイテッドの下部組織出身のイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードは、2015-16シーズンにトップチームデビュー。以降主力として立場を確立し、背番号10を継承した2018-19シーズンから３シーズン連続でリーグ戦二桁得点をマーク。昨シーズンはキャリア最多の公式戦57試合に出場し、21ゴールを挙げていた。

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　しかし、肩の手術により出遅れた今シーズンは、ここまで全公式戦でわずかに５ゴール。最近はベンチを温める機会が増え、６日のマンチェスター・シティとの大一番でも64分から途中出場したが、インパクトを与えられなかった。
 

　序列の低下が明確ななか、移籍市場の動向に詳しいファブリツィオ・ロマーノ記者が、７日にツイッターを更新。「マーカス・ラッシュフォードは自分の将来を考えている」と、移籍を示唆する情報を伝えている。

「彼は出場時間の少なさを懸念していると、ユナイテッドのFWに近い関係者が語っている。彼は常にプロフェッショナルだが、明確さを求めている。現在のクラブとの契約は、2023年６月に切れる」

　レッドデビルズの顔とも言える24歳は、どんな決断を下すのか。ファンの多くはトップフォームを取り戻し、来シーズン以降もオールド・トラフォードで躍動する姿を望んでいるはずだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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