ルーマニアで生まれた“未遂”を含む、衝撃のオウンゴール2連発が話題!「一瞬、それは史上最高だった」

2022年02月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

「クレイジーな本物のオウンゴール」から9分後…

ルーマニア1部リーグの試合で、珍しいプレーが起こった。(C)Getty Images

 現地時間2月13日に行なわれたルーマニア・リーグ第26節で、ミオベニとアルジェシュ・ピテシュティが対戦。この一戦で前者が遭った"Wの悲劇"がちょっとした話題になっている。

 まずは開始6分。相手のグラウンダーのクロスに、ペナルティエリア内で対応したドリネル・オアンセアは、ゴールラインの外に逃げようとクリアするも、無情にもボールはゴールへ一直線。自ら叩き込むような形で先制点を与えてしまう。

【動画】悲劇の始まりはここから?「クレイジーな本物のオウンゴール」をチェック

 するとその9分後だった。ゴールキックとなり、GKのイウスティン・ポペスクはすぐそばにいたアドリアン・スカルラタッチへパスを送る。しかし、スカルラタッチは一瞬目を切っており、気付いたときにはボールがふくらはぎあたりを直撃。勢いよく跳ね返ったボールは、またもゴールに吸い込まれたのだ。

 再びオウンゴールかと思われたが、主審がすかさず笛を吹く。おそらくルーマニア人守護神がリスタートを行なった際、ボールはしっかりと静止しておらず、若干バウンドした状態だったため、やり直しを命じたようだ。
【動画】あやうく"史上最高"のオウンゴールに…あらゆる奇跡が重なった瞬間をチェック
 
 ミオベニ側はまさに九死に一生を得た一方で、追加点が幻となったアルジェシュの面々は猛抗議に出るも、無論一度下された判定が変わることはなかった。

 現地のジャーナリストのエマニュエル・ロス氏は、この"未遂"に終わったオウンゴールに着目。「速報:ルーマニアのトップリーグでフットボール史上最高のオウンゴールが決まった。しかしキーパーが蹴ったとき、ボールはまだ動いていたため、レフェリーはそれを取り消した」と、ツイッターで映像を公開している。

 また、英紙『The Sun』も「一瞬、それは史上最高のオウンゴールだった」「アルジェシュはミオベニの失点取り消しに激怒したが、すでにほぼ同じくらいクレイジーな本物のオウンゴールで1点をプレゼントされていたので、あまり文句を言うことはできない!」と、驚きをもって伝えている。

 なお、2失点目と汚名を残すことは免れたミオベニだが、反撃は叶わず。そのまま0―1で敗れている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【PHOTO】「美人すぎる」、「セクシーすぎる」フットボーラーの妻&恋人たち

次ページ【動画】あやうく“史上最高”のオウンゴールに…あらゆる奇跡が重なった瞬間をチェック

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事