いったい何が? STVV林大地らの抗議に主審が頭を抱えて謝罪!「珍しいシーンだ」「選手たちは苛立ったが…」

2022年02月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

「彼も人間だ」「誰にでもミスはある」

アドバンテージが取られず、林のチャンスは消滅してしまった。(C)STVV

 現地時間2月13日に行なわれたベルギー・リーグ第27節で、日本人選手6人が所属する12位のシント=トロイデン(STVV)は、三笘薫と町田浩樹がプレーする首位のユニオン・サン=サンジロワーズと対戦。1-0で勝利し、トップを快走する相手に11試合ぶりの黒星を付けた。

 この試合で話題となっているのが、28分のシーンだ。STVVのベルギー人FWアブバカリ・コイタが敵陣でドリブルを仕掛けて倒される。バート・プット主審がファウルのホイッスルを吹くが、次の瞬間、「あぁ、やってしまった」とばかりに頭を抱える。そのボールがうまく敵最終ラインの裏に抜け、FW林大地に渡ってチャンスになりかけていたのだった。

 アドバンテージを取っていれば決定機となっていただけに、林とコイタは両手を広げて抗議。そのほかの選手も不満を言いに集まってくると、主審は申し訳なさそうな表情で、FKを指示したのだった。

【動画】「やってしまった」決定機を迎えた林大地も抗議…笛を早く吹きすぎて頭を抱える主審
 この主審の反応に注目したのが、ベルギー・メディア『lavenir』だ。「ミスを犯したことに気付いたときの審判の反応」と題した記事で、「笛を吹くのが早すぎたため、選手たちにすぐに謝罪した」と綴り、こう続けている。

「ユニオンSGとSTVVの試合中に面白いシーンがあった。審判は、ボールがDFの間を通過するとは予想していなかった。笛を吹いた直後、プット主審は自分の間違いに気づき、頭を抱えた。STVVの選手たちは、苛立ったものの、誤りをすぐに理解した。珍しいシーンだが、審判の難しさをよく表している」

 また、『Eleven Sports』の公式ツイッターがこのシーンの動画を紹介すると、「彼も人間だ」「誰にでもミスはある」と、過失を認めた姿勢が好印象だったのか、擁護する声が寄せられている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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