韓国代表、10大会連続11回目のW杯出場が確定! 過酷な“中東包囲網”を8戦無敗で堂々突破!

2022年02月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

ソン・フンミンを欠きながらもシリアをひとひねり

途中出場のクォン・チャンフン(左)が決定的な2点目を決めて韓国が快勝。10大会連続のW杯行きを決めた。(C)Getty Images

 韓国代表が10大会連続11回目のワールドカップ出場を決めた。

 現地2月1日に行なわれたワールドカップ最終予選、韓国はグループA最下位・シリアとの一戦に臨んだ。勝てば文句なし、引き分けならイランvs UAE戦の結果次第で本大会行きのチケットが手に入るシチュエーションだ。ソン・フンミン、ファン・ヒチャンという攻撃の二枚看板を欠きながら、前節のレバノン戦はアウェーの地で手堅く1-0の勝利。そのまま中立地のUAE・ドバイに移動してシリアと対峙した。
【PHOTO】韓国女子代表が誇るビーナス、イ・ミナの可憐な厳選フォトをチェック!

 注意力散漫でミスからピンチを招くなど、前半はやや低調なチームパフォーマンスに終始。だがスコアレスで折り返すと、後半に格の違いを見せつける。52分、右サイドを突破したDFキム・テファンのロングクロスをDFキム・ジンスがドンピシャヘッドで合わせて先制に成功。その後は完全にゲームを落ち着かせ、分厚いポゼッションでシリアの戦意を削いでいく。70分には途中出場のMFクォン・チャンフンが左足で豪快ミドルを決めて加点し、危なげない試合運びで2-0の快勝を収めた。鮮やかに4連勝を飾り、ドバイの地で歓喜を爆発させたのである。
 
 前節でアジア勢一番乗りを果たしていたイランに続き、韓国もグループ2位以内が確定。組み分け抽選会の直後は対戦する5か国がすべて中東勢(イラン、UAE、レバノン、イラク、シリア)とあって、かなりの苦戦が予想されたが、終わってみれば6勝2分けの無敗を貫き、2試合を残しての本大会行きだ。ポルトガル出身のパウロ・ベント監督の下、ベテランと中堅、そして東京五輪世代がうまく融合し、総合力の高いチームへと進化を遂げた。

 これでグループAの関心は、プレーオフ進出の3位を巡る争いに絞られた。現在3位は勝点9のUAEだが、4位のレバノンが勝点6、さらには5位のイラクも勝点5と可能性を残している。まだまだ予断を許さない状況だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【PHOTO】韓国女子代表が誇るビーナス、イ・ミナの可憐な厳選フォトをチェック!
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事