「後半頭からもう1点取るぞ」伊東純也が明かした4戦連発弾の舞台裏! 変化を生んだHTの南野拓実との会話

2022年02月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

「負けられない戦いが続く」

先制点のアシストに加え、4試合連続ゴールをマークした伊東。勝利の立役者となった。写真:金子拓弥 (サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

「絶対勝たなければいけない試合で、みんな攻守にわたって戦えていたと思う」

 そうチームを称えたのは、ワールドカップのアジア最終予選・サウジアラビア戦で4試合連続ゴールを挙げた伊東純也だ。

 右ウイングで先発した伊東は、持ち味のスピードを生かした突破で抜群の存在感を発揮。32分には、「カバーに来ていたセンターバックとうまく入れ替わることができた」と相手DFとの駆け引きに勝ち、右サイドを抜け出してゴール前にマイナスのパスを供給。これが南野拓実の先制点を呼び込み、アシストをマークする。

 さらに後半開始早々の50分には、ペナルティエリア右から豪快なシュートをゴール左隅に突き刺し、4試合連続得点。1ゴール・1アシストの活躍で2-0の勝利に大きく貢献した。
 
 殊勲の伊東は自身のゴールに、「2点目を取りたいと思って後半に入ったので良かった」と充実感を口にした。実はこの得点の背景には、左ウイングを務めていた南野とハーフタイムに交わしたある会話があった。

「前半の終わりの方は、プレッシャーがうまくはハマらなくて、俺と(南野)拓実が引き過ぎてしまったというのをハーフタイムに話していた。『後半頭からもう1点取るぞ』と、相手のセンターバックには俺と拓実がプレッシャーをかけて、どんどん前から行こうと話したのが良かった」

 南野と共通意識を再度確認し合い、前半以上に前線から激しくボールを追ったからこそ、相手に隙が生まれ、ゴールに繋がるシュート機会を得ることができた。

 この勝利でグループ2位の日本は、首位サウジアラビアとの勝点差を1に縮めることに成功。「負けられない戦いが続く」と気を引き締めるサイドアタッカーは、次に向け、「まずはチームに戻ってしっかり結果を出して、また代表に呼ばれたらそこでも結果を出したい」と意気込みを語った。

 伊東の5戦連発はあるか。次戦は3月24日、敵地で3位のオーストラリアと対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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