世界初?ブラジル代表GKアリソンが1試合で2度のレッドも“命拾い”「こんなことが起こったのは初めてだと思う」

2022年01月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

「改めてVARの重要性が分かった」

2度もレッドカードを提示されながら、最後までピッチに立ち続けたアリソン。(C)Getty Images

 1度ではなく、2度だった。

 現地時間1月27日に開催されたカタール・ワールドカップ南米予選の第15節で、すでに本大会出場を決めているブラジルは、エクアドルと敵地で対戦。開始6分にカゼミーロのゴールで先制するも、75分に同点ゴールを許し、1―1のドローに終わっている。

 この一戦で注目を集めたのが、GKアリソンだ。まずは26分、ペナルティエリアから飛び出し、右足でクリアした際に、誤って相手FWエネル・バレンシアの頭を蹴り上げてしまう。最初はレッドカードが提示されたが、主審はピッチ脇のモニターで確認した末に、イエローカードに取り下げた。

 命拾いし、思わず主審に親指でグッドと伝えたリバプールの守護神は、後半アディショナルタイムにも同様のシーンが訪れる。エリア内でバウンドしたボールをパンチングでかきだそうとするも、今度はヘディングで押し込もうと突っ込んできたアイルトン・プレシアードの頭に手がヒットしてしまったのだ。
 
 アリソンにはこの日2枚目のイエローカード、エクアドルにはPKが与えられるが、ここで再びVARが介入。その結果、お咎めなしとなり、またも難を逃れることとなったのだ。
【動画】思わず主審にグッドも!GKアリソンが2度もレッドを免れたシーン

 英公共放送『BBC』はこの珍事に「アリソンは2枚のレッドカードを逃れたことで、サッカー界初の快挙を成し遂げたと考えているようだ」として、以下のような本人のコメントを紹介している。

「こんなことが起こったのは初めてだと思う。VARがあって良かったよ。もしなかったら、不当に罰せられていたかもしれないね。チームメイトがレフェリーに鋭く指摘してくれて、とても助かったよ。これで改めてサッカーにおけるVARの活用の重要性が分かった」

 何かと物議を醸すVARだが、アリソンにとってはまさに"守護神"のような存在だったようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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