中国代表のブラジル帰化組が成田空港に到着! ひとりはまさかのUターン帰国で、日本戦に出場可能なのは2選手に

2022年01月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

家族の健康上の問題を理由に急きょ離脱へ

26選手が日本入国を果たした中国代表。帰化組で出場可能なのはアランとブラウニングのみに。(C)Getty Images

 1月24日午前、中国サッカー協会は公式ウェイボーを更新し、オランダのアムステルダムから日本行きの航空便に搭乗した"2選手"が、無事に成田空港に到着したと発表した。
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 午前10時30分に辿り着いたのは、ブラジル出身のFWアロイージオ、MFアランの帰化組コンビだ。もうひとりのMFフェルナンジーニョは搭乗機が離陸する4時間前に、「家族に健康上の問題が起きたため、急きょブラジルへの帰国を希望した」という。リ・シャオペン監督らコーチングスタッフで検討した結果、本人の意思を尊重し、オランダからブラジルへのUターン帰国を容認。フェルナンジーニョ自身は「ゲームに参加できないことを悔いていた」とも伝えている。

 アロイージオとアランの両選手はPCR検査を受けたのち、問題がなければ都内のホテルに移動してチームに合流。今日16時に行なわれる最初のトレーニングに参加するかどうかは、明記されていない。アロイージオは累積警告で日本戦が出場停止。よって帰化組で出場可能なのはアランと、前日にFWウー・レイとともに来日したDFタイアス・ブラウニング(イングランド出身)の2名のみとなる。

 しかしながら、アランとブラウニングは試合勘やコンディションが未知数で、リ・シャオペン監督の判断が注目される。
 

 現地21日にブラジルのサンパウロを出発した帰化組トリオ。だが、オランダのアムステルダムでトランジットをするところ、日本行きの便が急きょキャンセルされ、およそ22時間に渡って空港ロビーで足止めを食らった。アロイージオは硬い椅子の上で睡眠を取る写真などをウェイボーに掲載し、中国協会への不信感を露わに。「リスペクトの欠片もない」と断じて、賛否両論を巻き起こした。

 しかしその後、「僕たちはひとつの目標に向かってひとつになった」とのメッセージを発し、わだかまりがないことを強調。アランとともに日本に向けて再出発し、予定より丸1日遅れて到着した。

 中国代表は27日に埼玉スタジアムでワールドカップ最終予選、日本戦を戦い、試合後にすぐさま離日。次の遠征先であるベトナムに移動し、2月1日、同国代表チームとのアウェーゲームに臨む。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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