「一緒にプレーした中で明らかに最高」元オランダ代表カイトが“親友”ジェラードとの秘話を披露!「『愛してるよ』と…」

2022年01月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

「シャビ・アロンソのように…」

かつてリバプールで共にプレーしたジェラード(左)とカイト(右)。(C)Getty Images

 ディルク・カイトが、リバプール時代のチームメイトで、現在はアストン・ビラで監督を務めるスティーブン・ジェラードとの秘話を語った。英メディア『talkSPORT』が1月22日に伝えている。

 現在41歳の元オランダ代表FWは、母国の名門フェイエノールトから2006年夏にリバプールに加入。1年目から12ゴールを挙げるなど、在籍6年でリーグ戦208試合に出場し、51ゴールをマークした。その際に共闘したジェラードについて、「明らかにこれまで一緒にプレーした中で最高の選手だった」と振り返ると、こんなやりとりを明かしている。

「ある試合のことを覚えている。ウェストハムとのアウェーゲームで、おそらくリバプールのシャツを着てプレーした中で最悪のハーフタイムのひとつだった。でも後半に入って10秒で、僕はボックスの外からクロスバーに当たる強烈なシュートを決めたんだ。彼は僕のところに来て、『前半の君は全くダメだったけど、愛してるよ』と言ってくれたよ」
【動画】その後ジェラードが駆け寄り…カイトが語った伝説の一撃をチェック
 さらに「ロッテルダムで僕の引退試合があったとき、チャンピオンズ・リーグ決勝の前日だったんだけど、彼が見に来てくれたんだ。その後、朝一番の飛行機で試合に臨んでいたよ。それがスティーブン・ジェラードの全てを物語っている」と、その人柄も称えたカイトは、親友が引退後に指導者の道へ進むことを確信していたようだ。

「口数が少なく、多くを語らなかったが、フットボールについて話しているとき、彼がどのようにプレーをしたいのか、どのように試合に勝ちたいのか、明確なビジョンを持っているのが分かった。彼は(同じくリバプールの元チームメイトである)シャビ・アロンソのように、間違いなくコーチとしてのキャリアを歩むことになる選手のひとりだった」

 頼れるキャプテンに、カイトが心酔していたことがよく分かるエピソードだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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