「模索している時間も惜しい」久々の代表復帰となった武藤嘉紀が求める“結果”。大迫との好連係にも期待

2022年01月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

大迫とは「お互いに分かり合っている」

約3年ぶりに代表に戻ってきた武藤。熾烈なサバイバルで生き残れるか。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 日本代表が1月17日から千葉県内で合宿をスタート。練習初日にヴィッセル神戸の武藤嘉紀がオンライン取材に応じた。

 2019年のアジアカップ以来、約3年ぶりに代表に戻ってきた。21日に予定されていたウズベキスタンとの親善マッチは、新型コロナの影響で中止に。アピールの場がなくなり、武藤も「残念」と話すが、「トレーニングから見られていると思う。そこは集中して、最大限のパフォーマンスをできればいい」と気合いを入れる。

 森保ジャパンについては、「チームがひとつになって戦える。連動して戦える」という印象を持つ。久々の招集だけに、「自分もそこに入っていって、どうやって、良いコンビネーションだったり、良いプレーができるかを模索しながら」とイメージする一方で、「模索している時間も惜しいので、とにかく自分の良いところをアピールしつつ、チームとひとつになって良いプレーができればいい」と語る。

 期待したいのは、神戸でもチームメイトの大迫勇也との連係だ。「大迫選手の良さ、逆に僕の良さをお互いに分かり合っているので、コンビネーションはできている」。それを代表のピッチでも表現したい。「どういったフォーメーションでやるかまだ分からないので、しっかりと適応させなければならない」と表情を引き締める。
 
 1月下旬から再開されるカタール・ワールドカップのアジア最終予選に挑むメンバーに生き残れるか。求められるのは、やはり"結果"だろう。

「相手の脅威になる、ゴールやアシスト、目に見える結果を出せる選手でなければならない。前の選手が点を決めれば、後ろの選手は楽になるので、チームとしても優位になります。そういった結果を出せるFW、前の選手にならなくちゃいけないと思っています」

 やる気に満ちた29歳のアタッカーは、周囲の期待に応えるパフォーマンスを見せられるか注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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