「クボは英雄になったのに、ウー・レイは…」中国メディアが久保建英と自国エースの“直接対決”に嘆き!「日本のスターとはまだ差がある」

2022年01月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

日・中・韓の3選手が出場

82分までプレーした久保(右)と後半アディショナルタイムに投入されたウー・レイ(左)。(C) Getty Images

"日本の至宝"の鮮烈弾に中国のメディアも注目している。

 現地時間1月15日に開催されたコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)の4回戦で、久保建英が所属するマジョルカが、エスパニョールとホームで対戦。2-1で勝利し、8強入りを決めた。

 4‐4‐2の右サイドハーフで先発した久保は、スコアレスで迎えた32分、見事なカーブをかけたFKでネットを揺らし、貴重な先制点を奪取。特大の輝きを放ち、82分に韓国代表MFイ・ガンインと交代した際には、ホームのサポーターから拍手喝采を浴びた。

 一方、エスパニョールでなかなか出番がない中国のエース、ウー・レイは、後半アディショナルタイムに途中出場。最後に右サイドからのクロスに合わせるシーンがあったが、ミートできずにGKにキャッチされた。

 中国のポータルサイト『捜狐』は、「アジアの選手のパフォーマンスは特に興味深い。エスパニョールには中国のスター、ウー・レイがいて、マジョルカには日本代表のクボと韓国のスター、イ・ガンインがいる。コパ・デル・レイの4回戦では、アジアのダービーがハイライトのひとつになった」と報じ、日本代表MFのプレーについて称賛した。

「クボはGKのディエゴ・ロペスが手の届かない、素晴らしいFKで先制点を決めた。またウイングとして非常に積極的であり、データサイト『SofaScore』 の試合後のレーティングは、チームで2番目の7.3点というハイスコアを獲得した」

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 また、イ・ガンインについても、「良いパフォーマンスだった。驚異的なミドルシュートを放ち、最終盤に(アドリア)ペドロサを退場に追い込んだ」と評価。一方で、自国のエースのプレーを嘆いている。

「ウー・レイはアディショナルタイムしかプレーできなかった。時間が限られていたため、ボールにあまり触れなかった。しかし、主審が最後の笛を吹く直前に、得点するチャンスがあったが、絶好の機会を逃した」

 同メディアは「日本のタレントは輝きを放ち、ヒーローになった。ウー・レイはプレー時間が限られていたとはいえ、同点のチャンスを掴めなかった」と続け、こう締めくくっている。

「ウー・レイは現在、エスパニョールでクボやイ・ガンインなどアジアのスターよりも困難な状況にある。クボはアジアで最も才能のある新星だ。彼はリーガでプレーするに相応しい能力にあることを完全に証明した。(ビセンテ・モレーノ)監督によるウー・レイの起用法については議論の余地があるかもしれないが、能力の観点からも、クボやイ・ガンインとの間にはまだ一定の差がある」

 今月27日に開催されるカタール・ワールドカップのアジア最終予選で、中国は日本と対戦する。その"前哨戦"は久保に軍配が上がったが、果たして……。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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