「いずれ欧州で絶対的な主役となる」伊ジャーナリストが鎌田大地を絶賛!「フランクフルトの命運を握っている」

2021年12月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

「監督に戦術的な柔軟性を与える存在」

今シーズン初ゴールを決めた鎌田。(C)Getty Images

 ブンデスリーガのフランクフルトに所属する日本代表MF鎌田大地。現地時間12月15日に行なわれた第15節ボルシアMG戦で今季リーグ初得点を挙げ、チームもリーグ2連勝と波に乗っている。

 そんな鎌田を、著名なイタリア人ジャーナリストのアルフレード・ペドゥッラ氏が自身のサイト『ALFREDO PEDULLA』で絶賛。16日付けの記事で「フランクフルトでの鎌田、センスとイマジネーション」というタイトルで紹介している。

「ここ数年のブンデスリーガで、うれしい驚きを与えてくれたのが、遠く離れた東の国、日の出ずる国からやってきた選手たちだ。鎌田は1996年生まれの日本人MFで、アイントラハト・フランクフルトでの重要性を示している」

 そして、「偉大な気品とエレガンスを備え、インスピレーションとイマジネーションを兼ね備え、監督に戦術的な柔軟性を与える存在」と絶賛。「数字の残るゴールも見えるが、彼の最大の資質はアシストである。実際、ヨーロッパで最もすぐれたアシストマンのランキングで、彼は優秀な成績を収めている」と専門家の立場からも太鼓判を押している。
【動画】鎌田大地が今シーズン初ゴール! 恩師ヒュッター監督が率いるボルシアMGを撃破
「天性の右利きだが、両足で蹴ってゴールを決めることができ、頭もよく使う。ほかの日本人選手と同様、身体能力はそれほど高くないが、相手ペナルティエリア内で良く動きまわり、DFと戦い、スペースを見つけることができる。フランクフルトの命運を握っている選手と言ってもいい。

 今シーズンはリーグで静かだったが、ヨーロッパリーグ(EL)では絶対的な原動力となり、グループステージで3試合連続ゴールで、計3得点。オリンピアコスやフェネルバフチェを抑えて、グループ首位通過を可能にした」

 そして、過去には2020年2月にはELザルツブルク戦でハットトリックを達成し、2019年11月にはアーセナル戦で「誰もが忘れがたい」2ゴールを叩き込んだ経歴にも触れ、「ドイツで最初のシーズンでは躓いたが、ベルギーのシント=トロイデンへのレンタル移籍を経て、キャリアを一転させた」と綴っている。

「鎌田は2019年に日本代表デビューし、16試合に出場し、4ゴールを記録している。欧州での推定市場価値は約2000万ユーロ(約25億円)で、これは順調な成長の証だ。このまま伸びていけば、鎌田はブンデスリーガだけではなく、いずれヨーロッパの絶対的な主役のひとりになる日も近いだろう」

 フランクフルトは、新たにオリバー・グラスナー監督を迎えた今シーズンは序盤こそ苦しんだが、少しずつ調子を上げている。なかでも、25歳日本人MFにかかる期待は大きくなっていると言えそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【PHOTO】ブンデスリーガの21-22シーズン、新キットに注目! 長谷部誠、鎌田大地、遠藤航らサムライ戦士がドイツで躍動

次ページ【動画】鎌田大地が今シーズン初ゴール! 恩師ヒュッター監督が率いるボルシアMGを撃破

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事