「ユルゲンには永遠に感謝している」ジェラードが明かす“恩師”からの黄金の助言。「こんなにすぐ彼と対戦するとは…」

2021年12月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

クロップはジェラードの将来的なリバプール監督就任を確信

クロップ(左)とジェラード(右)、師弟対決を制するのは一体どちらか。(C)Getty Images

 アストン・ビラのスティーブン・ジェラード監督が、現地時間12月11日に敵地アンフィールドで行なわれるリバプール戦(プレミアリーグ第16節)を前に、意気込みを語った。英公共放送『BBC』が伝えている。

 現在41歳のジェラードは、キャリアの最後を過ごしたロサンゼルス・ギャラクシーに移籍するまで、リバプールで17年に渡りプレーし、710試合・186ゴールを記録。2004-05シーズンにはチャンピオンズ・リーグを制するなど、数々のタイトル奪取に貢献した。
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 立場もチームも違うとはいえ、スーパーレジェンドの帰還には、世界中で盛り上がりを見せているが、本人は冷静だ。「騒ぐのは他の人たちであり、私はアストン・ビラのためにポジティブな結果を得られるように、できる限りの準備をする」と、感情的な部分はあるにせよ、あくまで眼中にあるのは勝利のみと語っている。

「長年過ごしたクラブに戻るわけだから、いくつかの理由で笑顔になれる。ここでは素晴らしい時間を過ごしたし、私は地元の人間であり、子どもの頃から応援していたチームでもあるからね。これからもずっと応援するよ。でも今回はそこに行って、良いチームと良い監督と対戦して、試合に勝つために努力する機会を得た。今はそれが唯一の関心事なんだ」

 ジェラードは指導者キャリアの初めにリバプールのアカデミーでコーチを務めており、当時からトップチームで監督を務めていたユルゲン・クロップからは、多大なる影響を受けたようだ。
 
「ユルゲンには永遠に感謝している。彼から貰った最高のアドバイスは、自分のチームを持ち、自分のやり方でやれということだった。『どんなアイデンティティを持ちたいのか。カメラから離れて1度失敗してこい。そのうえで自分の旅を始めろ。必要なサポートは何でもする』と声を掛けてもらったよ。

 これは長い現役を終え、コーチングやマネジメントの道に進みたいと考えている私にとって、黄金のアドバイスだった。あの会話をしたときは、こんなに短期間で彼と対戦することになるとは思っていなかったが、このチャレンジを楽しみにしているよ」

 そのクロップは、「リバプールの監督になることが夢」と語っていた後輩が、将来的にアンフィールドで指揮を執ることになるのか尋ねられると、自信満々にこう答えている。

「そうだね、絶対になる。唯一の問題はそのタイミングがいつなのかということだ。私はそうなるだろうと思うし、それは皆にとっても良いことだと思う」

 師弟対決を制するのは、一体どちらになるのだろうか。注目のリバプール対アストン・ビラは、日本時間12日の0時キックオフだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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